片目が義眼の転校生は...【名探偵コナン】

After school＿4 ページ7

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「ねー！さっきすっごいかっこ良かった！！」

「物知りなんですねぇ」

「なぁなぁうな重好きか！？」



HR終了、放課後


わっと机を囲まれ尋問を受ける事15分。一斉に話始めるのを一言一句逃す事なく一人ずつ答えていった


私聖徳太子なれるかも


けれどこれも転入生の特権...いや、宿命なのか質問ぜめはかなり疲弊する


こんな日にはリラックス効果のあるラベンダーのアロマに包まれたいなぁ、なんてランドセルに教材を押し込んでいると別の三人がやってきた



確か吉田さん、円谷君、小嶋君



＿＿の、後ろに遠目でこちらを見届ける江戸川コナンに灰原哀



『えっと...』

「あ、私は歩美でいいよ！」

「僕は光彦です」

「俺は元太！！...おーい、コナン達もそんなとこ居ないでこっち来いよ」


呼ばれた二人におずおずと視線を向ける


依然としてあまり良い目を向けられていないから、控え目にはにかんでみせた



『黒澤Aです。よろしくね』


手こそ差し伸べはしないものの、ベル姉に教わった「威圧的な笑顔にならない方法」で笑いかけた



「＿＿俺は江戸川コナン。で、こっちが」

「灰原哀よ」



そんなに私が目が気になるのか、凝視を決め込んで遠慮の1mmも出さない


『あの、えっと...』

「ん？、ああわりぃ」



ぱっと視線をズラすと胡散臭い笑みを貼り付けていた



「ねぇねぇ、今日急ぎの用事とかある？」

『特に何も無いよ』

「じゃあAちゃんさえ良ければ私達と一緒に帰ろ！！」


手を握られ顔を近付けてくる


この子らはこんなにパーソナルスペースが広いのか


まぁ断る理由も無いし、快く首を縦に振って頷いた

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