片目が義眼の転校生は...【名探偵コナン】

Lively＿34 ページ37

観覧車に乗ろうとしたはいいが定員が四人だという。
なのでコナン君の提案で二チームに分かれてのることになった。

哀ちゃん、歩美ちゃん、元太くん、光彦くんの四人とコナン君、私に分かれた。


｢なんで、2、4なんですか？コナン君｣

違和感に気づいた光彦君が問う。


｢大人数のほうが楽しいだろ？
俺たちはいいからさ
お前らで乗って来いよ！｣


私はいいなんて一言も言っていないが。
やはり子供、光彦君はそれに納得して乗っていってしまった。



そして、私達も観覧車に乗った


『で、何が話したいの？』
わざわざ二人きりにした理由
聞きたいことがあるから、しかない。

一見密室の観覧車だが、終わったらスタッフさんが覗くため下手なことはできない。
それを踏んでだろう。

｢俺たちがジェットコースターに乗ってたときどこ行ってたんだ？｣

これは引っかけかジェットコースターの上から見て言ったことか。
どちらだろうと答えは決まっている。


『お手洗いには向かったけどそれ以外はずっとジェットコースター前にいたよ？』


｢そっか、でもAさんトイレとは反対方向に向かったよね？｣

どれだけ見てたんだ
少しぐらいジェットコースター楽しめよ

なんて思いながら

『場所が分からなくてさ、迷子になっちゃったの。』


と答える。

コナン君は聞きたいことが終わったのか、欲した答を得ることが出来なかったからなのか窓を見ることに専念し始めた

一言も話さない観覧車

昔お兄ちゃんと乗ったときと同じだが話さなくても楽しかった。

今回はまるで違う。


あれから一度もお兄ちゃんとお出かけしていないな。


少し悲しくなって私も外の景色を眺める



夜になった街には街灯などの光が灯っているのが見える。
それが私にはとてもまぶしかった。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←Return＿33

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す