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Holiday_28 ページ31

コナンside






某日、処夏



ジリジリと射す日光に蝉の鳴く声が風物詩だ




そんな、何気無い日の真っ昼間






「__...ん?」




読みたい本があったのを思い出して帰宅した我が家


書斎に籠城しかけた俺を現実へ引き戻したのは一回きりのインターホンだった




誰だ誰だとインターホンを覗き込んでも姿無し



物珍しさに近所の子供がピンポンダッシュか、...このご時世躾られた子供にピンポンダッシュなんて野蛮行為をする輩がいるものか


ただ単純に画面から外れただけだろと、今ここには自分しか居ないので「はーい」なんて高い返事をして扉を開いた







__のが、間違いだった





多分これから先もこんなヘマは絶対無い



信じてはいないが、神に誓っても言い切れる




__何故なら、目の前で佇んでいたのは。銀でその存在を主張する、大男。ついでのつもりで言うならば、俺にAPTX4869を投与した__








「(ジ、ン)」





割りと使える方だと思う脳内が機能しなくなった数十秒。分かりやすいぐらいにはフリーズした





「っ、えっと。何の、用事で」



やっとの思いで絞り出した声は掠れていた




「__保護者は」


「っ、え」


「ガキ一人か」





予想だにしない言葉に疑心がより募る


無意識に体が強ばっている事に気付いた




「今は、僕しか居なくて...」


「__そうか」




そう言うと、ジンは手にしていた紙袋を突き出してきた




「妹を泊まらせて貰った礼だ。受け取ってくれ」




「...妹、」






__ジンの妹なんて泊まらせた覚えも知り合いにも居ない



そう言って否定したいのに






心当たりがあるのはもう完全にあの子だけ



ジンが指した一人称も彼女しか居なくて__






「ど、うも」




カタカタと震える指先で受け取った紙袋


ここら辺では有名な老舗の和菓子だ





「保護者に挨拶も出来ずすまない。失礼する」


「...ありがとう、ございます」





背を向け門の外に停めてある車に向かうその後ろ姿を、ただ呆然とみつめた







こんな事になるのなら




安室さんにでも根掘り葉掘り聴いとくんだった








__後悔先に立たず

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未羽(プロフ) - ジンが律儀……ギャップ……=うちの好み……!!ありがとうございます(∩ω∩*`) (2020年5月8日 18時) (レス) id: c79f5e12a9 (このIDを非表示/違反報告)
I like choco - 更新再開してくれませんか? (2020年5月2日 11時) (レス) id: 1b7c1dd1e9 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ - 桜猫さん» お優しくて泣きそうです!!ありがとうございます、頑張ります!! (2019年8月26日 6時) (レス) id: 8527558b0b (このIDを非表示/違反報告)
桜猫(プロフ) - リンドウさん» いえいえ、これからも頑張って下さい!^^ (2019年8月25日 11時) (レス) id: b3a762d464 (このIDを非表示/違反報告)
リンドウ - 桜猫さん» コメントありがとうございます!!えっそうなんですね!!?!?知識不足でコナン君もレーズン駄目なんだと自己解釈してました、大変申し訳ございません!! (2019年8月25日 2時) (レス) id: 8527558b0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魅連×リンドウ x他2人 | 作成日時:2019年6月10日 1時

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