片目が義眼の転校生は...【名探偵コナン】

A line＿21 ページ24

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『じゃあ行って来ます』

「...言うまでも無いが挨拶はしろよ」

『はーい』



ジンお兄ちゃんという然程難所と言う難所ではない関門を潜り抜ける



＿＿そう、家を空けて二日目突入に入る私は今日もお泊まりに行く


その為の許可をジンお兄ちゃんに取り終えたところだ。意外と寛大で非常に助かる






月は東に日は西に



夕陽の茜差す道をのらりくらりとのんびり歩きながらスマホ端末で目的地の進路をナビしてもらう



(あ、ここか...)


案内終了の声が流れ足を止めた



『何ここ大きい...』



半信半疑のまま案内された豪邸を半ば茫然と見上げる



そういや昨日泊まらせて頂いた大怪盗の家も似たような豪邸ではなかっただろうか


よく見ればお隣も立派な物件を構えているではないか



何なの一体...大富豪集合住宅？



でも確かにコナン君が教えてくれた住所はここなんだよなぁとその場で足踏み状態10後にようやくインターホンを押した



[＿＿はい、...あ、Aさん？]



インターホン越しに通る普段より低めの声。だがよく知るコナン君のものだと聞き分けられる


あ、やっぱりこの家なんだ



『コナン君！遅くなっちゃったけど来たよ』

[待ってて。今開ける]




言葉通り目の前を仕切っていた厳重な門が音を立てて鈍く重く開く




『失礼します』



敷地内へ一歩踏み入れる直前に頭を下げ神妙な面持ちでラインを越えた

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