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【備考】

◇ 家庭環境
 家族構成は父、母、兄、姉の五人家族だが、現在両親とはほぼ縁を切っている。兄と姉とも大学への進学を機に別居しているが、月に二、三度ほど彼らの家へと足を運んだり、職場に遊びに行ったりしているらしい。
 兄の(はじめ)はあるカフェで店員として働いており、巴も二週間に一回程度の頻度で通っている。姉の双葉(ふたば)はゲーム制作会社でプログラマーとして勤務しており、一通りのプログラミング技術は彼女から学んだそう。年齢は創が26歳、双葉が24歳。

 家庭環境はお世辞にもいいとは言えないもので、収入が少ない割に出費が多く、いつも家計は火の車だった。幸いにも兄が高校に入らずバイトで稼いだり、それ以前は祖母に助けられながら生活していたため、食うものに困るようなことはなかった。――はずだが、巴が両親に似て嗜好品に金を費やす人間に育ってしまったため、あまり贅沢なものは食べられなかったそう。


◇ 現在
 隠市内の大学の法学部に在籍し、彼本人は大学までバス一本で通える距離にあるアパートの一室を借りて住んでいる。決して金が足りていないわけではないが、貧乏暮らしが性に合っているらしく暮らしぶりは質素(と言うよりかは、健康に一切気を使っていないだけにも見える)。浮いた金は貯金に回している。
 大学の後は弁護士を目指して司法試験を受けようかと考えており、そのために勉強に精を出している。三回やって無理だった場合は民間企業への就職に切り替える、とのこと。表向きはあまり真剣に目指しているようには見えないが、本人としては珍しく本気で向き合っている。

 大学生である所以か平日休日問わず基本的には暇人で、家に引きこもってゲームやネットサーフィンをして時間を潰している。闇市とは関係ない用事で市立図書館に出向くこともあり、専攻や興味のある分野の本を軽く読み流していることが多い。
 体力の関係上、市立図書館に出向くのは闇市が開かれる毎月1〜3日と中旬に一度程度の、月に平均計二回。個人的な用事で訪れる回数は月によってまちまちと言ったところ。

 小学生になる以前からずっと低血圧に悩まされており、学生時代では集会中に意識を失うこともざらにあった。現在でも症状に大した変化はなく、定期的な通院を行いながら少しずつ治療している。しかし、生活ぶりはどう見ても治そうとしている人のそれではない。



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小噺

高校時代は文芸部に所属していた。


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作者名:睡夢 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年11月8日 16時

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