├【性格】 ページ2
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【性格】
◇ 第一印象
明るいようでどこか冷めた態度の、ミステリアスな青年。話題を振ればある程度は話してくれるが、巴自身から人に話しかけることは一部の相手を除いて基本的にはない。
あからさまに態度に出すこと自体はないものの、面倒くさがり屋で人がいない場面ではなにかと怠けがち。人前ではしっかりしているかと言えばそれもまた違い、今やるべき最低限のことしかやらない。自主性が欠けている。
表情や声音の変動が少ない――或いは小さく、淡々としているような印象を受ける。感情表現も意図してかせずか薄めで、感情の変動がほんの少し感じられる程度。
特に怒の感情に関してはその片鱗すらも見せないため、徹底的に押さえつけているか、そもそも怒りの感情がもともと希薄なのではないかと言われている。実際のところは本人にも分かっていないが、無意識であることは確か。
自称「貧乏性」で、生活費を極端に切り詰めたり安物を優先的に買ったりと、金をケチっている姿がよく見られる。その一方で母親の影響で娯楽に関しては出費を惜しまず、面白そうなゲームを見つける度に躊躇なく買ってしまうため、生活の割に家計は案外ギリギリ。
以上のため、初対面ではハッカーの仕事にも真面目に取り組まないのではないかと思われがちだが、仕事ぶりは至って真面目。パソコンを自らの手足のように扱い、情報を意のままに操る。
ちなみに、自称とは言え貧乏性であるためか、代金は比較的高めに請求しがち。そういうところがあることを自覚しているのか、そういった部分の裁量はリーダーに任せている。ちなみに、場合によっては依頼主を脅して叱られることも。
◇ 薄情
「好き」は存在しているが「嫌い」はなく、その「好き」であっても兄姉以外は特に無くなっても大した影響を受けない。また、兄姉たちを貶されても動じないが、これは「彼らの良さは自分だけが知っていればいい」という考えによるもの。
嫌いほどではないが好きではないもの――要するに苦手なものは人並みにあるが、絶対にやりたくないと言うほどのものはない。積極的にやろうとはしないだけ。
前述の通り他人に対しても物に対しても怒りを顕にすることがなく、それは彼が人にも物にも期待していないことを示している。彼が怒ることがあるとするならば、それは長い時間をかけてようやく信じられるようになった相手に裏切られた時かもしれない。
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小噺
高校時代は文芸部に所属していた。
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