【暗殺教室】アスピラスィオン【赤羽業】 (ページ26)

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暗殺２６ページ26

私は今、どこか暗い倉庫の中。

どうしてこんなことになったか。

事の発端は先程の班別の自由行動。

突然見るからに不良の人たちが、男はいいから女置いて帰んな。

そう言って、私と愛美ちゃんカエデちゃん神崎さんが巻き込まれた。

何とかみんなを逃がす方法を考えつつ苦戦してる。

カルマくんがあの不良共に殴られてしまった。

その光景が今でも頭の中にある。

無性に苛立った。

とにかく今はこの状況を打開すべき。

何かあったときのために忍ばせておいた小さな刃を出す。

ナイフ一本だとバレると思い、加工と試行錯誤して改良型刃物を作った。

まずはみんなに耳打ちする。

「これから手首の縄を切るから、奴らから目を離さないで」

「で、でもAちゃん、見つかっちゃったら…」

焦る愛美ちゃんにとにかく心配をかけないように振る舞う。

「いざとなったら私が囮になるから…みんなは上手く逃げ切ってね」

「そ、そんな…？！」

神崎さんも私の心配をしてくれた。

でも何よりもみんなを無事に戻らせたい。

だから落ち着いて。

私の身体の震えも止まって。