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ー深澤side
A「顔色、悪いです。
明らかに体調悪そうなのに、放っておけない。
大丈夫なんて、
見え見えな嘘つかないでください。」
怒られた。
深澤「、、、すみません、」
A「楽屋か控室どこですか？」
深澤「え？」
A「わたしがここにいても役に立ちそうにありません。運ぶにも、わたし一人では無理です。スタッフさんか、メンバーの方を呼んできます。」
深澤「あ、、うん、」
A「どこですか？」
深澤「廊下の左曲がって突き当たりの部屋、」
A「わかりました。ここにいてください。」
Aさんは、自分が羽織っていたコートを俺にかけて、
駆け足で楽屋の方に向かった。
するとすぐに、バタバタと足音が聞こえて
メンバーの声も聞こえる。
岩本「ふっか！大丈夫？」
深澤「うん、ごめん、、」
向井「ふっかさん！どしたん、」
深澤「ちょっとふらふらしちゃって、」
目黒「とりあえず、楽屋行こう」
阿部「立てる？」
宮舘「あの、ありがとうございました、」
A「あ、いえ、わたしは何も、」
佐久間「すみません、ありがとうございます」
A「いえ。ほんとに、、。あ、わたし仕事があるのでこれで、」
深澤「あっ、」
声をかけようとしたけど、
Aさんは足早に廊下の反対側の方へ
行ってしまった。
向井「よかったなぁ、人が通りかかってくれて」
目黒「綺麗な人、女優さんかな」
深澤「違う、」
コート、そのままだ。
帰り寒いだろうな。
岩本「これから撮影だぞ、大丈夫か？」
深澤「大丈夫、少し休めば」
コートから微かに
控えめなフローラルの香りがして
それが少し、気持ち悪さを和らげてくれた。
きつめの匂いがあまり好きじゃないけど、
変わってない、香りに少しだけほっとした。
阿部「少し横になってたら？俺先にヘアメイク済ませてくるから」
深澤「ごめんね、阿部ちゃん」
阿部「いいって、こう言う時はお互い様だから」
深澤「ありがとう、」
あぁ、コートいつ返そうかな。
次、いつ会えるかな。
深澤「てかなんでここにいたんだ？」
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作者名：スヒョン
| 作成日時：2024年2月6日 21時
