「妖憑き」 ページ32
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佐久間「じゃあ改めて俺から行くね。薬舗の番頭をしている佐久間大介です。俺の相棒は猫又のマタタビ。」
深澤「深澤辰哉。薬師だ。言わなくても分かってるだろうけど俺の憑妖は九尾の玉藻。気難しい奴だけどなんかお前には懐いてるみたいだからよろしく」
玉藻「気難しいってなんだい」
阿部「まぁまぁ。じゃあ、俺かな?廻船問屋の番頭をしてます阿部亮平です。隣の怖い人が俺の憑妖の崇徳上皇ね。」
『はい、』
佐久間「じゃあ、真都、かな?」
村上「あ、そうだね、僕が行こうかな。
村上真都といいます。薬舗の主人をしています。
僕と蓮はね、実は妖憑きではないんだよね。」
『え?』
村上「憑いた妖の霊力が強すぎて、妖そのものが僕の中に入ったような感じって言えばいいのかな。体は一つなんだけど妖と共有してるって感じかな。」
目黒「そんなことまで話していいのか」
村上「知ったところでどうにもならないでしょ?」
目黒「、、まぁ、」
村上「だから玉藻たちみたいに実態化させられない代わりに、妖術が使えたり、姿を変えられたりする。
昨夜も蓮の額に角生えてたでしょ?」
『あ、、はい。』
目黒という人を見ると、目があったけれど眉間に皺を寄せてすぐに目線を逸らされてしまった。
村上「次は蓮ね。」
目黒「、、はぁ。廻船問屋の主人をしている目黒蓮だ。俺の憑妖は鬼。以上。」
玉藻「相変わらずつっけんどんな態度だよ。」
目黒「いちいち口を挟むな狐」
玉藻「ふんっ」
宮舘「じゃあ、次は俺かな?」
朱色の着物を着た風格のある男の人が、椅子に座ったままこちらに向き直ってそう言った。
宮舘「宮舘涼太と申します。普段は鳶職をしています。」
全然想像付かない。部屋の中で抹茶でも立てていそうなのに、鳶職なんて、、
宮舘「俺の憑妖はフリカムイっていうんだけど、知ってるかな?」
『書物で読んだことがあります、』
宮舘「そっか。体が大きくてね、ここには入らないから普段は小さくなってもらってるんだ。」
宮舘さんが視線を送ったのは、自分の肩に乗っている鳥。掌くらいの大きさで一瞬可愛らしいと思ってしまったけど、目つきが異様に鋭い。
フリカムイ「・・・」
無言の威圧感。
?「えー、じゃあ次俺かなぁ」
聞こえてきた高めの声は少し訛りが入っているようで、目を向けると橙色の羽織を着た細身の男の人。
向井「向井康二です。普段は絵師で、、ってあれ?ハクタクどこいった?さっきまでおったのに。」
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Asura(プロフ) - ありがとうございます!楽しみなしてます😆 (6月9日 1時) (レス) id: 79a3f00215 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - Asuraさん» はじめまして!コメントありがとうございます!まだ続編移行しておりませんので、しばしお待ちください!移行しましたら移行先貼りますね😊 (6月8日 1時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
Asura(プロフ) - 初めまして!スヒョンさんのお話大好きです❤️いつも更新楽しみにしながら読ませていただいてます😆突然なのですが、続編の移行先はどこになりますか? (6月8日 0時) (レス) id: 79a3f00215 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - 39ra1sh0wさん» コメントありがとうございます!usermho6x4ya37←こちらになります!作品名検索でも出てくると思います! (6月7日 22時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
スヒョン(プロフ) - はなさん» はなさんコメントありがとうございます!嬉しいです😊 (6月7日 22時) (レス) id: 923ba31eb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スヒョン | 作成日時:2023年4月22日 2時