頼むから見てくれ。ニート6人を飼う男が『彼氏ぶる姿』を 2

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マリアside



マリア「ふぁい…ありがとーごじゃいました…」
YG「まっすぐ歩けよー」
マリア「ふぁい…」



気が付いたら寝てた

ユンギに起こされた時あたしはなぜか座席がフルフラットになってた
理由を聞くと『腹立ったから』って言われた

わからん…


YG「あ、あと。食事の予定立てたいからちゃんと予定送って」



車の外に立つあたしを運転席から見てくるユンギ



マリア「ふぁい…早急に…」
YG「ん。じゃあな」
マリア「ふぁい……」



眠すぎて目を閉じたまま車に向かって手を振った




YG「おい」
マリア「なんでしょう…」




目を開くとユンギがまだあたし見てた

めっちゃ眠たい…
ほぼ寝てるんだけどあたし…



YG「…ホントに両方無理なの？」
マリア「まだ言うのソレ…」
YG「腑に落ちん」
マリア「あーいわらいろ終わららかっられしょーンンギに決まってんじゃん初らい面の人の方がいいってありえらいれしょーもーいい眠らいからーもーおやすみー(怒)」
YG「……お、おぉ…おやすみ…」
マリア「んー…」



おやすみー(怒)




・
・
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ユンギside






(翻訳：ああ言わないと終わらなかったでしょ？ユンギに決まってんじゃん。初対面の人の方がいいってありえないでしょ。もういい？眠いから。もうおやすみー(怒))





ずるずる足を引きずりながら部屋に戻って行くマリア



俺の翻訳機能が間違ってなければアイツ


『ユンギに決まってんじゃん』って言った…よな…？




YG「…寝ぼけてんの…か？」




それとも寝ぼけてるがゆえに本音が出たのか？
それとも俺が面倒くさくてああ言ったのか？


わからん…

分からんがアイツがそう言ったのは事実だ
俺は聞いた

しっかりと聞いた



またマリアを見てみると鍵を開けるのにてこずってる


…どうする
行くか？俺


いや、でも今車を飛び出してアイツの所に行ってどうする
何を言う？
どうする？


えっ
とりあえず外に出る？


いや外に出る理由は？？




…なんか言わないと





YG「……お、おいっ！」
マリア「んー…？」


とりあえず部屋にマリアを押し込んだ



マリア「まだなんかあんのー」
YG「あー…いや…」
マリア「もーなにー？」



やばいやばい
勢いで来たから何にも考えて……








あ
…まだ今俺、こいつの彼氏(仮)だよな









YG「………今日俺んち泊まる？」









バタン









だよね

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