頼むから見てくれ。ニート6人を飼う男が『彼氏ぶる姿』を 2

第47話　さよならユンギ殿 ページ41

ジンside



JK「おんぶ初めて…♪(小声)」
JIN「そ、それでなんで人形なんて…(小声)」



共同スペースのテーブルを囲む俺達ニート
集合してるのはいいけどやっぱり2メートルぐらい距離を取ってる

そして椅子に座ることなくジョングク氏をおんぶしたまま立ってる俺


テーブルの上ではテヒョン氏がユンギ殿人形と試作ユンギ殿人形をいじくり倒してる


NJ「呪いの人形です…(小声)」
JIN「実家に帰る…(小声)」
JK「待ちゅんら！！！！！！」
JIN「ウッ……」



耳元で声を爆発させたジョングク氏
前にいるホソク氏がなんか言ってるけど耳が聞こえない



JIN「エッ…なんて…？(小声)」
HS「アッ…あの…これだとユンギ殿が二人いるから試作ユンギ殿の方を処理しなければと…(小声)」
JIN「アッ…なるほど…」




・
・
・





NJ「…これでよし…と(小声)」



庭の中央に試作品ユンギ殿人形を置いたナムジュン氏
周りに適当に木の枝をかき集めて俺たちを振り返った

ジミン氏がマリアさん人形を足元に座らせた
まるで火あぶりを観覧しているよう…




HS「いつでも…OKです(小声)」



ホースを構えたホソク氏



NJ「キッチンからチャッカマン拝借してきました(小声)」
ニート『おぉ…』



拳銃を構えるようにチャッカマンを構えて
俺達を振り返ってくるナムジュン氏
ちょっとかっこいい…



JK「…ユンギ殿デート楽しんでますかね…(小声)」
JIN「どうでしょう…まだ付き合ってすらいませんからね二人は…(小声)」
HS「僕たちが二人の人形を引っ付けておけば大丈夫…きっと……きっと…(小声)」



ユンギ殿人形を握りしめて悪魔みたいに笑うホソク氏




NJ「…着火(小声)」




ボッ




試作ユンギ殿人形が下の方から燃え上がって…



TH「ウワアアアア！！！！」



唐突に叫び始めたテヒョン氏が両手を振り回しながら俺達に襲撃してきた



JIN「ナナナニ！？」
TH「なんか虫すごいでっかいの！！！！」
JM「ウワアア！！何虫！？」
NJ「ケガする虫！？！？」
JK「逃げるんらジン氏！！！！」



背中のジョングク氏に叫ばれてとりあえず一歩踏み出した



HS「アッ」
JIN「アッ、すすすまないホソク氏…………」




一歩目でホソク氏を思いきり蹴飛ばした
地面に倒れたホソク氏の手から…




ひゅ〜〜〜ん…




ユンギ殿人形が燃え盛る炎の中にストレートに飛んでいった







ニート『ユンギ殿オオオオオ！！！！』

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