頼むから見てくれ。ニート6人を飼う男が『彼氏ぶる姿』を 2

第41話　おっせー押せ押せ押せ押せユン ページ34

ユンギside



YG「ちゅーをしました」
GS『うんごめんもっかい言って？』
YG「マリアとちゅーをしました」
GS『YES！ホームラン！！』
YG「いや…多分ワンアウトです」
GS『えっ…ちゅーしたんでしょ！？』
YG「いや…まぁバットにかすったって言うか…」
GS『バントするなよ！！！！(怒)』



金神社のトイレの前でグンソクさんに指示を仰ぐ俺
トイレに入って行ったマリアを待ってる


神社につくなり『花回収してくる』って言ってトイレに一直線のマリア

バカみたいにお菓子食うからだ



GS『今話してて大丈夫なの？』
YG「いや、もうすぐ帰ってきます」
GS『分かった。…とにかくちょっとでもかすってよかった。きっと相手の守備も『次は何が来るんだ…』ってドキドキしてるだろう』
YG「さっきから俺の監督は試合出てないのにベンチで水飲みまくってる」
GS『超ドキドキしてるじゃん…』



当たり前だ
『ちょっと攻めてみよう』って思った自分がとことんうざい



GS『でも逆にこれはチャンスだ。もしかしたらマリアちゃんめっちゃドキドキしてるかもよ？』
YG「…耳赤くなってた」
GS『YES！！！！！！！！FOOOOO！！！！』



真顔でスマホから耳を話した
通話の向こう側でガッツポーズしてるグンソクさんが目に浮かぶ



GS『プロポーズしたんでしょう？』
YG「NOと言われました」
GS『婚約者になろうって言ったんでしょう？』
YG「NOと、言われました」
GS『付き合おうって言ったんでしょう？』
YG「NO、と、言われましたはい」
GS『でも、結婚したいんでしょう？』
YG「YES」
GS『だったらやるしかない』
YG「…え、すいません流石に車の中でやるのは俺の中の監督が『見送れ』ってサインを出してきてまｓ…」
GS『『彼氏』になれ』



…あれ、俺のスマホ壊れてんのかな



YG「え？？？なんです？？？ちょっと…あれおかしいな…」
GS『君は、もう、『マリアちゃんの彼氏』だ』
YG「おーい聞こえてますかー。NOと言われているんです。しかも『ニートが嫌だ』というはっきりとした理由付きでー」
GS『『彼氏感』だ』
YG「…『彼氏感』…？」
GS『そう。呪いをかけるんだ…俺はお前の彼氏だろ？そうだろう？そうなんだよお前は俺の彼女だ…って』
YG「…ごり…押し……」
GS『おっせー押せ押せ押せ押せユン』






ブツッ






マリア「なんかめっちゃでかい虫いた！！」
YG「あーお帰り」







お帰り








俺の彼女

第42話　あれ？笑→←第40話　大魔術師

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す