頼むから見てくれ。ニート6人を飼う男が『彼氏ぶる姿』を 2

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YG「！？！？」




振り返って歩き出そうとしたら
思いっきりマリアにぶつかった


マリア「痛…」
YG「ごめんごめん。…つーかお前どこに……」




ン？？？？？




マリア「病院に行ってきた」





ンンンン？？？？？？？？





マリア「なんと！驚異的速さで完治いたしました！！！」





ンンンンンンンンンン……





マリア「完全に治りきってるからって松葉杖取り上げられちゃった。でも代わりに…ほら！！」





ンッ…………




YG「………っ…………」
マリア「(テヘッ)☆」




先端に星がついたステッキをマリアが…





YG「何してんだよお前はｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
マリア「なんかちょっと負けてられないなと思って」



髪の毛パステルピンクになってる



YG「ララしかいねーじゃんかココｗｗｗｗｗｗｗｗ」
マリア「あんたがキキになればぁ？」
YG「なればぁ？じゃねぇよｗｗｗｗｗｗｗｗ」



まじでコイツは何してんだよｗｗｗ


あ、いや？
ちょっと待てよ…


YG「おい動くな」
マリア「…っ…なに！？」


マリアのピンクの毛先に触れてみた



YG「ガチじゃん。カツラかと思った」
マリア「ふざけるときは全力で。真面目なときは適当に？」



ニヤ〜ッと笑うマリア
『性悪ララ』…とでも言おうか



YG「……………」
マリア「……………」



二人してお互いの髪の毛を見る

マリアはパステルピンク
俺もパステルピンク




成人ララ、二人



YG「…なぁ」
マリア「なあに？」
YG「一ついいか？」



俺は一歩前に出てマリアの目を見つめた
マリアは特に逃げる様子もない

ただ、俺の頭に向けてた視線を俺の目に移した



YG「似合ってるよそれ」
マリア「それは自負してる」
YG「うん、なんかムカつく」
マリア「どうも」



マリアが自分の髪の毛先をいじった
色白で細身、それでもってちょっと小さいマリアには
パステルピンクの髪は似合いすぎてた


YG「俺達おんなじ髪色じゃん？」
マリア「うん。意地張った」
YG「うん。お前はバカだ」


ほんとにバカなマリア

わかってる
ホントは俺のこと好きだったんだろ



YG「それで、俺が…」



それを伝えるきっかけを待ってたんだコイツは
髪色おそろいなんて好きじゃないとやらない



YG「婚約者ってのは？」
マリア「NO」
YG「だよね」



でもまぁそう言うと思ったよ







本題に入ろう






YG「もう一つ質問なんだけど、俺って……」

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