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「はあああああ」
終わった・・・閉店時間まで頑張った私・・・
『お疲れ様ー』
先輩がこっち歩いてきてコーヒー牛乳をくれた
初めて喋りかけながら渡してくれた・・・!
「いつもありがとうございます」
『うん、あと、ごめん今日急がないといけないからもう行く』
「あ、はい、お疲れ様でした!」
先輩は用事があるのか、急いで準備し始めた
もう言っちゃうのかー
急いでいたせいなのか、
先輩の上着から鍵が落ちた
「あ、先輩」
落としましたよ、と言って拾おうと思って手を伸ばしたら
先輩の手と重なってしまった
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「・・・あ」
『あ、ありがとう』
先輩は目を泳がせながらお礼を言ってきた
「は、はい、」
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・・・先輩の手が男っぽくて、すごくドキドキしてしま
った
気まずい雰囲気のなか、先輩は準備を終わらせると、
『・・・じゃあ』
そう言ってドアを開けた
あぁ、帰っちゃうんだ、と思ったら
先輩は振り返って
.
.
『・・・帰り暗いから、気をつけて
女の子なのに・・・送ってやれなくてごめんな』
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ガチャン
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ええええええええええええええええ
最後の決め言葉何、え、?"女の子だから"って・・・
か、かっこi・・・ええええマンガみたい、少女漫画、イケメンの先輩が言ってくれるセリフじゃん、強いなユンギ先輩、完全予想してなかったバイト中あんまり喋れなかったし一緒に帰れないしちょっと残念だなとか思ってたけどもうそんなのどうでもいい今のひとことで私生きてける
ここで、
・・・わぁ、先輩素敵だなぁ・・・♡ドキドキ♡
なんて可愛い反応はできなくて、
私は近くにあった机にうつ伏せて
机をバンバン叩きながら
胸きゅんを耐えていた
普通に、ジミンとか、違う人に言われたらなんとも思わないんだろうけど、
先輩はいつもとのギャップがあるからこっちが振り回される。
あー
.
.
好きなのかな?
.
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作者名:とっと子 | 作成日時:2017年10月27日 0時