→23→ ページ25
.
.
.
.
『ねぇユンギー
アイス買ってよー
さっきデザート我慢したじゃんー』
.
デートの帰り道、彼女の手を握りながら歩く
「あんなに食ったのに?ご飯」
『別腹だもん!』
買って買ってとお願いされると、俺はいつも許してしまう
「あー・・・しょうがないなーーー」
可愛い彼女のお願いを断れるわけがない
『えっホントにいいの?』
自分からお願いした癖になんだよ・・・
「ゆんちゃん愛してるー♡」
・・・
・・・
・・・
いきなり言うのずるいよな・・・
天然って怖いよな・・・
.
.
『あそこのコンビニで!』
「はいはい」
『ぬふふふん』
「えっ笑い方・・・」
『きもいとか言わないで!』
「言ってないし」
.
.
なんでこの時手を離してしまったのか
『よっしゃーアイス待ってろよぉ』
彼女は俺の手を離してコンビニへ向かう横断歩道を走った
俺の視界の端に
勢いつけた車が走ってきたのが見えた気がした
「・・・おい!!!走んな!!!!!!」
彼女は振り返りながら
『え?大丈夫ー!』
同時に
.
.
車と彼女がぶつかる鈍い音がした
.
.
「・・・・・・え?」
.
目の前に倒れる彼女
何が起こったのか
頭が整理できてない
車と
ぶつかった??
.
.
「おい!!!!!!目ぇ覚ませ!!!!」
やっと状況を整理できた俺は駆けつけて叫んだ
彼女は動かない
頭からでた血が生々しい
「・・・っ・・・!!!」
焦りまくってもうなにがなんだかわかんなくて
自分の上着で彼女の血を抑える
涙がこみ上げてきた
周りにいた人が呼んでくれたのか、救急車が駆けつけた
俺は運ばれていく彼女に走ってついて行く
『彼氏さんですか?
救急車乗ってください!!』
慌ただしく救急車が出発する
彼女はまだ意識もなく動かない
「お願いだよ・・・目覚ませよ・・・!!!」
俺は彼女の手を握って泣きながら
そう呟くことしか出来ない
.
.
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←→22→
196人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とっと子 | 作成日時:2017年10月27日 0時