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『ねぇユンギー
アイス買ってよー
さっきデザート我慢したじゃんー』








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デートの帰り道、彼女の手を握りながら歩く



「あんなに食ったのに?ご飯」



『別腹だもん!』








買って買ってとお願いされると、俺はいつも許してしまう



「あー・・・しょうがないなーーー」



可愛い彼女のお願いを断れるわけがない



『えっホントにいいの?』



自分からお願いした癖になんだよ・・・



「ゆんちゃん愛してるー♡」



・・・



・・・



・・・







いきなり言うのずるいよな・・・








天然って怖いよな・・・









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『あそこのコンビニで!』



「はいはい」



『ぬふふふん』



「えっ笑い方・・・」



『きもいとか言わないで!』



「言ってないし」









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なんでこの時手を離してしまったのか









『よっしゃーアイス待ってろよぉ』








彼女は俺の手を離してコンビニへ向かう横断歩道を走った








俺の視界の端に









勢いつけた車が走ってきたのが見えた気がした








「・・・おい!!!走んな!!!!!!」









彼女は振り返りながら









『え?大丈夫ー!』









同時に









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車と彼女がぶつかる鈍い音がした









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「・・・・・・え?」








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目の前に倒れる彼女









何が起こったのか









頭が整理できてない









車と









ぶつかった??









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「おい!!!!!!目ぇ覚ませ!!!!」









やっと状況を整理できた俺は駆けつけて叫んだ









彼女は動かない









頭からでた血が生々しい








「・・・っ・・・!!!」








焦りまくってもうなにがなんだかわかんなくて








自分の上着で彼女の血を抑える









涙がこみ上げてきた









周りにいた人が呼んでくれたのか、救急車が駆けつけた








俺は運ばれていく彼女に走ってついて行く









『彼氏さんですか?
救急車乗ってください!!』









慌ただしく救急車が出発する









彼女はまだ意識もなく動かない









「お願いだよ・・・目覚ませよ・・・!!!」









俺は彼女の手を握って泣きながら








そう呟くことしか出来ない








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作者名:とっと子 | 作成日時:2017年10月27日 0時

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