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今日は休日でお客さんは多く、忙しい日
こんな日は先輩からコーヒー牛乳・・・
と思ったけど、先輩はジンさんに頼まれて
買出しに行ってしまっていた
先輩がいないとつまんないな・・・
『あの、すみません』
「はい、ご注文は」
『あ・・・注文じゃなくて、ちょっと頼み事があるんですけど・・・』
綺麗な人・・・
白Tにデニムにヒールという、シンプルな服装
長いゆるく巻かれた髪からのぞく
揺れるイヤリング
スタイルがいい
雰囲気はフワッとした感じで、清潔感がある
『何でしょうか』
「えっと、ユンギ・・・」
『え?』
「ユンギいますか、?」
あ。
『彼女さんですか?』
「えっ、そうです、なんでわかったんですか」
『前に、先輩と一緒に歩いてたの、見かけたんです』
だからなんか見覚えあったのか・・・・・・
そっか、この人が・・・
先輩の彼女
『今、先輩買出しにいってていないんですよ』
「・・・先輩?って呼んでますか?ユンギのこと」
あれ?頼み事の件はどこへ・・・
『はい、呼んでます』
「ふふ、あなたが、ユンギの後輩ちゃんなのね〜
あなた、Aちゃんでしょ?」
『??????』
「ユンギね、あなたのこと面白いやつって言ってたの」
?!
「だから私も会ってみたかった!」
ニコッと笑顔がとってもかわいい
『・・・・・・照れますね・・・』
ユンギ先輩が、まさか私の話をしてくれてたなんて思いもしなかった
恥ずかしい。けど嬉しい。
「ふふ〜
ジンさんに無理やり始めさせられてたから最初はバイト行く気あんまりなかったけど、
あなたが来て楽しいって言ってた!」
彼女さんはにこにこして言う
私、先輩の頭の隅にはいたんだ。
それだけで
幸せな気分
そして彼女さんは
「これからもユンギのことよろしくね!」
帰ろうとするから
『あの!頼み事まだ聞いてないですけど!!』
くるっと振り返って
「ああ!あははは」
トコトコ走ってきた
先輩の彼女に会ったら、私悲しい気分とか憎らしいとか思うかもしれない
って予想してたけど・・・
・・・この人、天然?いや、天使??
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作者名:とっと子 | 作成日時:2017年10月27日 0時