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『もしもし』






「ジミン!暇?だよね!」


『俺がいつも暇人みたいな言い方すんな』


「え、基本暇でしょ?」


『うん』


ジミンもこの辺で一人暮らししてるから、呼び出したら基本来てくれる


「暇なの認めるの笑笑笑
ねぇ今あのお店に来れない??お話したい〜」


『・・・あー
いいよーー』


今の間はなんなんだ


「・・・ほんとに大丈夫?」


『うんすぐ行くわ待ってて』


「ありがとうジミンさらんへ♡」


ぶちっ


・・・アイツ何も言わずに切りがったな


でも、すぐ来てくれるとか優しいよなぁ








.







私達はいつもユナと3人でよく来る居酒屋みたいな所に来た


あぁ、早く話したい


まだドキドキが止まらないから






.







『・・・で?先輩?』


「ぶっっっっっ」


『汚ww』




・・・エスパーか?!



私は飲んでいたお酒を吹き出してしまった


「よ、よく分かったね、」


『テンション的に、そうかなって』


私そんなにバレやすいのか


「まぁ、そうだよ、聞いて聞いて!!!」



私はベラベラと先輩との一連の流れを説明した


ジミンは黙って聞いてた


たまになぜか先輩の悪口を挟みながら。


会ったことない人に対してなんで悪口言うのよ・・・







「で、もう、先輩にときめいた」



『・・・長かったなー』


「ごめん、興奮しちゃってwww」


『・・・好きなの?』






改めて、そう聞かれると


先輩への想いを再確認しなきゃいけない訳で


うん、やっぱり



「好き、かな」




うん。好き。


『・・・そう』







ジミンは今日やたら静かだ


『・・・俺のことは?』





え?





「好きだよ?」






『そっか』




ヘラっと笑った





こんなこと聞いてきたの初めてだ


ジミンはまた静かになった


『俺、応援、出来るかわかんないけど』







「え」







私の目をじっと、見てきた









ジミンって、もしかして・・・






いや、自意識過剰だったら恥ずかしいから、気のせい・・・






『・・・頑張れ、後悔しないようにな!!』





私の肩をばしばし叩いて、お酒をグビッと飲んだ






笑顔が、ひきつってた






やっぱり、私のこと。・・・








よく物語に出てくる鈍感な女の子じゃないから気づいてしまったけど、


ジミンが勇気を出して応援してくれるって言った


だったら、頑張るしかないから





「ありがとう!頑張る!」


って、笑顔で言った






.







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作者名:とっと子 | 作成日時:2017年10月27日 0時

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