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2人の登場に一気に教室は騒がしくなる。


「はーい、静かに!」


担任は慣れたように声を張り上げ、女の子の方に目を向ける。


「このクラスに転校生が来ました。桃瀬さん、自己紹介お願い。」


桃瀬と呼ばれる女の子は視線を床に向けたまま、そっと口を開く。


「...北海道から来ました、桃瀬Aです。親の転勤でこっち(東京)に引っ越してきました。よろしくお願いします。」


言い終えると小さくお辞儀をした。彼女の瞳はまだ床を映している。そして膝も小刻みに震えている。小さな手もギュッとスカートを握りしめている。

人見知りなのか。


「はい、桃瀬さんありがとう。初めてで不安なこととかあると思うから、遠慮なく私とかクラスメイトたちに聞いてね。

...じゃあ、席は右端の後ろから2番目のとこね、ほら、あそこの空いている席。」


担任は僕の前の席を指さしながら彼女に話す。


彼女は担任の指先を瞳で追った。


必然的に僕の方を見た。


目が、合った。彼女のアーモンド型の瞳が僕を映した。

刹那、心臓を鷲掴みにされたような感覚に陥る。鼓動も今までとは比べ物にならないくらい激しく刻む。身体が熱い。呼吸が浅くなる。


彼女から目が離せなかった。


彼女は綺麗だ。まぁ正直、100人中100人が振り返るような美しさはない。しかし、僕を惹き付ける何かを彼女はもっているのだろうか。


僕を映した、一重だけれど綺麗なアーモンド型の目。ぽってりとした唇。艶のある少し茶色がかったロングヘアー。


見た目だけではない。なんとなく、フィーリング的なものか?僕の本能的な何かが彼女に反応している。


それに先程からなんとなく身体がおかしかった。それは彼女と出会うからだったのか?これは運命なのだろうか。


僕はただただ彼女を見つめていた。





僕は多分、彼女に一目惚れをした。

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ぴのん(プロフ) - うさぎんさん» うさぎんさん、コメントありがとうございます!!最高だなんてとても嬉しいです;;応援ありがとうございます🙇🏻‍♀️ෆ‪これからも頑張ります!!! (2023年4月9日 12時) (レス) id: 5b01b04b94 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎん - がんばれ (2023年4月9日 10時) (レス) id: e39f884148 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎん - おもろ、、、最高うううう、、、 (2023年4月9日 10時) (レス) id: e39f884148 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのん(プロフ) - 名無し56315号さん» コメントありがとうございます!!名無しさんと状況が似すぎていて思わず笑ってしまいました😳推し歴も年齢も同じなのですね!!少し運命を感じてしまいました笑大好きだなんて嬉しいです!!!これからもよろしくお願いします🎀‎🤍 (2023年4月8日 16時) (レス) id: 5b01b04b94 (このIDを非表示/違反報告)
名無し56315号(プロフ) - ぴのんさんのこと覚えてます!私事ですが一度りすなーを降り彼らに出会い3年がたちました。 そして最近再熱してしまいました🥰 また、私も春から高校生なるのでとても親近感が湧いて思わずコメントしてしまいました! ぴのんさんの書く小説が大好きです応援しています (2023年3月27日 2時) (レス) id: 1b216480b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴのん | 作者ホームページ:読者の皆様が大好きです  
作成日時:2023年3月17日 16時

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