検索窓
今日:10 hit、昨日:107 hit、合計:126,517 hit

. ページ17

.



深「なべと??なべとすんの?この撮影?」

「うん…………。」

深「……。」




雑誌を見ながら何も言わなくなったたつに不安と焦りが込み上げる。




「…………たつ……、おこった?」



恐る恐る顔を覗き込めばパチッと目が合って、私を見るや否やヘラッと笑われる。





深「怒ってねえよ(笑)だからそんな不安そうな顔しないの(笑)」

「だって……。」

深「ちょっと考え込んでただけ。それになべとでしょ?知らない人とされるよりは全然マシ。」

「たつ……」

深「それに仕事でしょ?怒らないよ。綺麗に撮ってきてもらいな?」




そう言って頭を撫でてくるたつはやっぱり優しくてホッと安心するのと同時に、少しだけ?寂しいなって思ったり。







深「だけど、」


「ん?……うわぁっ!」




気づけばソファーの上に押し倒されて、状況を理解する前にチュッチュと何度もキスを落とされる。




「んふっ……、ね、たつっ……、」




苦しくなって口を開けばすかさず舌が入り込んでくる。
付き合ってから何度もしているはずなのに未だ慣れなくてついていくのに精一杯の私。




やっと唇が離れ、ハアハアと肩で息をしていればサラリと頬を撫でられ甘い顔したたつと目が合う。そして、






深「撮影はね、許すよ。でもこれはダメ。」

「……え?」

深「この顔だけは当日見せるの禁止。」

「この顔って……」



一体どんな顔。

きっと、たつのことが好きで好きで仕方ないって顔。
だからさ、安心してほしい






「たつ相手じゃなきゃ、こんな顔にならないよ……」



たつだけだもん。私が好きなのは。






すると、ハア……、とおっきいため息が聞こえたと思ったらギューギューと痛いくらいに抱きしめられた。




「えっ!?何!?痛い!どうしたの!!?」

深「ほんと待って。無理。タンマ。なんなの?1回落ち着かせて……」

「……っえ?」



深「まじでなんなの?(笑)ほんと、俺煽んのも喜ばせんのも得意だよね〜(笑)」


「たつ……?」




深「ごめんけど今日は優しく出来ないわ(笑)」




余裕なさそげに笑うたつの顔がまたカッコよくて、身体の奥がキュンとした。



.

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (301 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3540人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 深澤辰哉 , 紅一点
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミラン(プロフ) - 更新ありがとうございます❗️もう大好き過ぎて何回読んでるか分からないぐらい読み返してます❗️これからも楽しみ更新待ってます❗️ (3月14日 19時) (レス) @page11 id: 12635e1599 (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (3月2日 11時) (レス) @page2 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:chi | 作成日時:2024年3月2日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。