. ページ11
.
俺の言葉にキョトン、と固まってしまったA
何その顔。可愛すぎるけどさ、早く返事ちょうだい。これでも内心バクバクなの。
待ってられなくなって可愛い唇をハムっと食べる。
「…っ、んえ、ちょ、たつ!」
深「ん?」
「一緒にくらすって、ねえ……」
本気?って不安そうに聞いてくるからまたチュッとキスを落として本気に決まってるじゃんって伝える。
深「同棲、しよっか。」
「っ、…!」
深「そしたら休みが中々会わなくても今以上に会えるし、寂しくないよ?」
なんて、あたかもAの為みたいに言ってるけど実際は自分のため。
すれ違いばかりのスケジュールに我慢できなくなったのは俺の方。
でも断られたらって考えたら中々言い出せなくて。だから、
「……する!!!同棲する!!!!!」
嬉しそうに抱きついてきたAを見てめちゃくちゃ安心したのは内緒。
「ほんと?ほんとにほんと???」
深「うん、ほんと。」
「やっぱり無理はなしだよ?」
深「言わねえよ(笑)」
俺の方が今更なし、なんて受け付けられないよ。
「今日もたつんちに帰っていいの?」
深「うん。帰っておいで。」
「えへへっ、嬉しい…!」
深「明日ね、たつくん昼から仕事なの。」
「?うん、私もだよ」
深「知ってる。だからさ、帰ったらいっぱいイチャイチャしよーね?」
もちろんベッドで(笑)って囁けばボンッと顔を赤くするAが可愛すぎて。……やっぱり今すぐ連れて帰っていい?
深「…………ねえ、」
阿「うん、ダメだから」
深「まだ何も言ってないけど!!?!!」
阿「何を言いたいのかバレバレだから」
渡「さっきまでこいつ怒ってたくせに」
深「ああ(笑)ねえー(笑)」
確かにそんなこともあったなって忘れちゃうくらい今が幸せすぎて。まじで今日仕事早く終わってよかったわ。
だけど可愛い嫉妬もまたみたいなんて思ってしまう俺はやっぱりクズなのかも。なーんて。A限定だけどね。
.
3540人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミラン(プロフ) - 更新ありがとうございます❗️もう大好き過ぎて何回読んでるか分からないぐらい読み返してます❗️これからも楽しみ更新待ってます❗️ (3月14日 19時) (レス) @page11 id: 12635e1599 (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (3月2日 11時) (レス) @page2 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:chi | 作成日時:2024年3月2日 9時