. ページ6
.
みんなとワイワイ話していたら「ふっかさん置いてかんといてや〜」って声が聞こえて、
やっときた!って思ってくるっと振り返ったんだけど、
「はっ…!」
渡辺「なに、こわ」
あまりにも康ちゃんの格好がリアコすぎて、わたし殺られました。
だってさ、学ランの下にパーカー着てるなんてずるくない!?カッコよすぎる!!!
向井「なに、どしたん?A」
渡辺「知らん、康二来た途端これ」
「だって…康ちゃんがかっこよすぎて……」
向井「なんやそれ(笑)いやー、にしてもA似合ってんなー?」
「本当に!?!」
向井「まじまじ!髪も結んでもらったん?」
「そうなの!……どう?」
向井「ええやん!可愛い可愛い!」
って、キラキラ笑顔で褒めてくれたから、幸せすぎて倒れそう。
康ちゃんっていっつも素直に褒めてくれるし髪型とかの変化も気づいてくれるんだよね。
でもそれは私にだけじゃなくて、ほら、今も、
向井「え!?阿部ちゃんスーツやん!」
阿部「そう、先生だからね」
向井「ええやんええやん!え、しかもメガネ!」
阿部「たまにはいいでしょ?」
向井「めちゃめちゃ似合ってるやん!ちょ、写真撮らせて!」
これでもかってくらい阿部ちゃんを褒めてるし。
だからこれは康ちゃんにとっては普通で、別に私が特別だとかそういうことじゃない。
誰の変化にも気づくし、誰にでも褒める。
それが康ちゃん。
本当にずるいし人たらしって思うけど、そんな康ちゃんが私は大好きだ。
「康ちゃん!私も康ちゃん撮りたい!」
向井「え!?(笑)ええけど、俺だけ?(笑)」
「うん!だめ??」
向井「ダメちゃうけど、せっかくなら一緒に撮ろうや!」
「っ!え!いいの!?」
向井「逆になんであかんの?(笑)ほら、こっち」
そう言って私の肩に手を回して引き寄せた康ちゃん。
やっぱり彼はずるい人。
.
1135人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:chi | 作成日時:2021年4月25日 16時