今日もキミのトリコ 1 【橙】 (ページ43)

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最後の挨拶を撮り終え、無事撮影が終了した。

さっきの眠気は何処へやら、みんなして顔が生き生きとしている。

スタッフ『じゃあもうみなさん、寝ていいですよ』

佐久間「いや、今更寝れねーよ！(笑)」

深澤「もう目覚めちゃったよ(笑)」

渡辺「俺も、なんかスッキリしたわ。」

阿部「翔太達は普通に寝てたからね(笑)」

阿部ちゃんのマジレスが胸に刺さるけど、今は本当に眠くない。寝てくださいって言われる方が無理なくらい

目黒「そういえばさっき売店に花火あったよ」

岩本「こんな季節に？(笑)」

ラウール「えー！花火ー！やりたい！」

「私も！しよーよ！」

めめの言葉に目をキラキラさせる私とラウちゃん

花火なんてすること全然無かったしめっちゃテンション上がった

そんな私たちをみて阿部ちゃん達は笑う

阿部「めちゃめちゃやる気じゃん(笑)」

「えっ！だってやりたいじゃん！」

深澤「どうなの？できんの？(笑)」

スタッフ『確認してきますね(笑)』

そんな言葉を残して聞きに行ったスタッフさん

数分後、okサインで戻ってくるからラウちゃんと2人でハイタッチ

なんだかんだ他のメンバーもやる気みたいでそそくさと部屋を出て行った

私達も早く行こう！そう言ってラウちゃんと手を繋いで部屋を出ようとしたら、肩にバサッと何かが乗っかった

向井「寒いからこれ着とき」

「えっ。…だってこれ康ちゃんの、、」

ラウール「えー、康二くん、僕にはー？」

向井「ラウはめめから借りぃや(笑)」

ラウール「そうだね！めめー！」

私の手をパッと離したラウちゃんはめめの元に一直線

向井「ほら、ちゃんと着る」

「康ちゃんは？寒くない？」

向井「俺は厚着してるから平気。風邪ひかれる方が嫌やねん。だからはい！着る！」

康ちゃんはそう言って無理やり私に着させて満足気

そういうさり気ない優しさで、どれだけ私が康ちゃんにキュンキュンしているか分かってるのかな

本当にずるいんだよな、

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