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岩本「どうしたどうした、何しに来た?」
「えー?ちょっとねー、」
岩本「え?あぁ、なるほどね(笑)」
照は私のやりたいことがすぐに分かったのか「アハハッ」と笑った。
だけどおバカなさっくんは全然気づかなくてワーワー騒いでる。
佐久間「え〜?なに〜?わかんな〜い」
「シッ!静かにして!今聞いてるから!」
佐久間「えっ、なに、あ、そゆこと?(笑)」
やっと私のしてることがわかったのか苦笑いをするさっくん。でもそんなの知らない、知らんふり。
そう、私は少し離れたところでインタビューをしている康ちゃんの話を盗み聞きしている。
だって自分の恋愛観について語るんだよ?
やっぱり聞いておかないと!
ありがたいことに康ちゃんは声が大きいから割と距離があっても十分聞こえてきて。
向井「え〜、、せやなぁ、、髪型はセミロングとか、髪長いのが好きやなぁ、、
服装やったらカジュアルな感じが好きやね、古着女子!
あとね、ホクロ好きなんですよ!可愛くない!?
とにかくみてて癒されるような、そんな子がタイプやな〜
え?(笑)僕結構一目惚れしやすいタイプやねん(笑)常にしとるよ(笑)
あー、肉食系は苦手やな(笑)あんまグイグイきすぎると引いちゃうんよ。それに僕追われるより追いたい派やから、自分からいきたいんよね」
そんな康ちゃんのインタビューを聞いていたらいてもたってもいられなくてバッと立ち上がる。
佐久間「A?」
「戻る!」
岩本「え!あ、おい!」
明らかに機嫌が悪くなった私を引き止める声が聞こえたけどそんなの無視。
もうやだ、聞かなきゃ良かった。
あんなの私は恋愛対象外だって言われてるようなものじゃん。
全然私なんかに当てはまらなくて久々にグサッときた。
「康ちゃんのばか、、」
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作者名:chi | 作成日時:2021年4月25日 16時