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いつも通り、彼が待っているであろう保健室に向かうといつもいるソファには誰もいなく。その代わり膨らんでいる窓際のベッド。
そぉっと近づくとスースーと寝息をたてて気持ちよさそうに彼は寝ていた。
実はここに来る前、昨日白井さんに告白されたっていう情報が耳に入ってきた。なんて返事したのかは分からなくて、白井さん可愛し、もしかしたら付き合ったかもって思ってたから、いつも通り保健室にいた彼をみてホッとした。
私なんて気持ちを伝える勇気すらないただの臆病者なのに。
伝えられる人は本当にすごいと思う。
もし私が気持ちを伝えたら大我くんはなんて言う？
「無理」って言って離れちゃうのかな？
眠っている彼は起きる気配がない。
視線を合わせるために、ベッドの横にしゃがみこみ、ずっと触れてみたかった彼のサラサラの髪に指を通す。
その拍子で前髪が目にかかり、少しだけ擽ったそうに顔を歪めた。その表情がまた色っぽくてドキッとする。
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「ねえ……、すき」
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そんな彼をみていたら思わず零れ落ちた言葉。
無性にも泣きたくなってその場を離れようとした瞬間、腕をパシッと掴まれる。
「えっ、」
驚いて目の前の彼をみれば、前髪の奥にある目が私のことを射抜いていて。
「なに、いまの」
「えっ、起きてっ、」
「ねえ、」
「まって、離して？」
「好きって言った？」
「っ！！」
聞かれてたって焦りと、恥ずかしさで顔がカーっと赤くなる。そんなもの、「はいそうです。」って認めているようなもので。
「ねえ、どうなの。」
逃げ出したくても、彼の手が私を掴んで離さない。
誤魔化せば良かったのに、彼の漆黒の目に見つめられればそんなことできなくて、
「すき、」
「っ、」
「すき、なの…」
「まじか…」と離された手
ああ、終わったなって思ったんだけど、ベッドから起き上がった彼にまた掴まれる。そして彼の顔は赤かった。
「え？」
「つか、先に言わせんのだせえな、まじ」
「えっ？え？」
「俺も……」
「俺もすき」
「っ、」
「俺たち、付き合おっか。」
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ちい(プロフ) - 大好きな作品に出会えましたありがとうございます♡Twitterも覗きに行きます♡ (8月6日 14時) (
レス) @page19 id: c90a08384d (このIDを非表示/違反報告)
chi(プロフ) - あおいさん» コメントありがとうございます。また、お待たせしてすみません（ ; ; ）番外編も作ろうと考えてますので少々お待ちください(^^)ありがとうございます！ (2023年2月1日 21時) (レス) id: ad245d709c (このIDを非表示/違反報告)
chi(プロフ) - 彩花さん» コメントありがとうございます。また、お待たせしてすみません（ ; ; ）リクエスト頂いたお話とても面白そうでぜひ参考にしたいと思います！ありがとうございます！ (2023年2月1日 21時) (レス) id: ad245d709c (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 更新ありがとうございます！続きを楽しみにしてました!!リクエストなんですけど、体育祭の後の話を少しでいいので見てみたいです！ (2023年1月30日 12時) (レス) @page50 id: 09f424ba98 (このIDを非表示/違反報告)
彩花(プロフ) - 更新ありがとうございます！密かに待ってました！そしてお疲れ様です！リクエストなのですが学生で京本大我くんが好きでアピールしてる女の子と全く興味ない京本大我くんのお話が見てみたいです、、！ (2023年1月28日 23時) (レス) @page50 id: 882fe032cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：chi
| 作成日時：2022年6月18日 16時
