SCENERY 1 ページ6
Side JH
Aの足は完治に一か月以上かかると言うことで、部屋の位置をまず変えた。
昨日の夜話した通り、ジミンとAが場所をチェンジして、今日から少しの間、俺がAのルームメイトになる。
改めて思い返すと、俺とAが同じ部屋で寝るのって、最初の、みんなで同じ部屋で寝てた時以来じゃないか。まあ、言ってもそんなに長い期間でもないんだけど、そういえば部屋割りは何度も変えたのにAとは一緒にならなかったよなあ、と。
RM「とりあえずベッドに降ろすぞ??痛かったら言ってくれ」
Aの松葉杖があまりにも危なっかしくて、結局ここまでナムジュンが運んできた。
『すみませんヒョン、』
グループで一番背の高いAは、長い足が狭い廊下の壁にぶつかりそうで見てて怖い。背が近いと言うことでナムジュンが運ぶことになったが、結構うっかりどこかにぶつけそうで、こっちも怖い。
RM「いや、まあ軽いから大変ではないんだけど......お前本当にデブ活してたの?」
『一応......でも結局気持ち悪くなっちゃうんでそこまで食べられてないです』
JH「まあ体質だろうし、無理にやっても体壊すだけだろ。健康第一!!」
ジミンの使ってたベッドのシーツと布団だけAのに変えて、紫色になった部屋の一角にAが座る。意外と新鮮で面白い。
JH「Aって持ち物、紫色が多いよな。お前昔から紫色好きだったっけ?」
『気づいたのは最近です。でも、なんか紫色だと買っちゃうみたいです』
RM「パンツも紫だもんな」
『ちょ、なんですかいいじゃないですか』
足をベッドにあげながらナムジュンと会話する様子を見てると、そこまで落ち込んでなさそうで何よりだ。
JH「じゃ、俺たちちょっと事務所行ってくる。着いたら電話するから」
Aは入院はしないけれどあまり動けない。ちょっとした移動でも今は難しいだろうし、転んで今度はもっと大きな怪我でもしたらシャレにならない。
俺たちは動けないAのことも含めた今後の予定と、カムバックのコンセプトについての会議に行く。Aにはテレビ電話を繋いでもらって、参加する形になる。
JH「あれ、」
RM「ん?」
JH「これ、Aの?」
机の上にまばらに置かれたAの少ない荷物に、知らないアーティストのCDを見つけた。数枚の、特にまとまりもなさそうなジャンルのCDがあって、どれも聞いたことのない名前だ。
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飴雨(プロフ) - チュゴラ...(°д°) (2022年1月9日 22時) (レス) @page49 id: 611491bcf0 (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ - 名前まんまです笑カタカナにすらしていません。たまに名前を変えるときはユウって入れています。どっちも2文字なので字数オーバーしたことはないですよ。いつも楽しみに読ませていただいてます!ユンギペンより (2020年5月22日 23時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 作品が大好きでいつも楽しみにしてます。名前思いっきり本名カタカナで入れてますwww (2020年5月20日 12時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
sai - 前の作品も読みました!!いつも楽しみにしています。フラグ回収がいつも凄くて‥‥!更新応援します! (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4245d4dd85 (このIDを非表示/違反報告)
a(:(プロフ) - 月と書いてユエという中国読みがあるらしく、その名前で設定しています。リクエストは特になく、いつも楽しく読ませて頂いてます。ありがとうございます。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: d60ff01a2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すばる | 作成日時:2019年12月24日 1時