あ、黄金じゃない方のマンネです ３

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Side A


グギの驚く声。そりゃそうだ、僕たちはお互い譲らなから。

でも今はもう、無理だ。早く電話を切りたい。何かが、今までより圧倒的に何かが違う。


ダメでも仕方ない、って思ってたのに。いつもどおりこなせば、通り過ぎるように終わっていくと思ったのに。


舞台も、演技も、そうやって応えられると、思ってたのに。なぜか今、何もかもうまくいかない。


こんなに、僕は応えたいのに。それ以外の望みなんてないのに。


JK「...........謝って欲しいわけじゃない。A、話がしたかった」
『なんの話？いったと思うけど僕はもう怪我のことなんて気にしてないし、僕がグガの言葉に対してとった行動が不快だったら謝るから』

JK「違う、A、俺怖かったんだ」
『は？』

JK「俺が壊してしまうかも、って。単純にその事実が怖かったし、お前が壊れることも怖かった。」


ぐ、と喉に何かがせり上げる。

涙じゃない。でも、熱い。なんだ、なんだこの感情。


JK「だからA、俺はやっぱりお前が大事で、」
『僕が？』

JK「そうだよ、A。俺はAのこと、すごく大事に思ってる。だから守りたいって、思うんだ、あの時も」
『僕が、壊れるのが怖い？』

JK「うん」
『僕を、守りたい、って思うの？』

JK「うん」
『.......................................................................죽어라』

JK「っ！？」


そのまま電源ごと切った。

メンバーに対して一度だって言ったことないような言葉だった。






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コメント等、ありがとうございます。楽しく読ませていただいております。

このお話は続編に移行します。

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