あ、黄金じゃない方のマンネです ３

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SideJH

SG「え、お前、ちょ、それは」
JH「なんですか」

SG「流石に今のは.........A凹んでただろ」
JH「でもだからってこんな電話越しで何言ったって無理ですよ。俺はここにいるっていいましたし。Aはああいう環境の方が案外向いてる気がするんです」

SG「.................Aが変わって、成長して帰ってきたら、お前どう思う？」
JH「いい経験だったんだな、って嬉しいですよ。Aだってきっとそれを望んでるはずですし。................でも、ちょっと悔しいです」

SG「あー、悔しい、よな。親でもないのに。なんだろうな、この独占欲」
JH「ジョングガに感じるのとはまた別なんですよね。きっとみんな思ってますよ、ジョングガは知らないけど」



時計を見ればもう日付が変わる頃だ。明日も早い。

JH「Aが帰ってくるまでに、せめて俺は完璧にしてつきっきりで教えてやらないと」
SG「寝るか」


Aがいない一人部屋は広いし気を遣わなくて快適だけど、凹んだAの声を聞いたら、今ここにいないことが少しかわいそうな気にもなる。


早く戻っておいで、と荷物の少ないAのスペースにAを思い浮かべる。



思い浮かんだのは、あの日、Aが怪我した日にセンターで歌っていた姿だった。

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