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SideJK


宿舎に帰ってシャワーを浴びて部屋に戻ると、ジミニヒョンが電話をしていた。

どうやら相手はAのようだ。

ジニヒョンがダイエットを始めた、と笑って話してるみたいだけど、ヒョンも多分ダイエットしてる。今日だってジミニヒョンだけ夕飯を抜いていた。


Aとは微妙に会話ができないままで、同い年なのもあってなかなか素直になれない。ヒョンがいっぱいいる分、同い年のAはヒョン達とは違う、いわゆる「ぶっちゃけた話」ができる友達だけど、Aも俺も結局頑固だからこんな風に喧嘩が長引くと厄介だ。数日経ったら忘れる、なんてことがない二人だし。


JM「もしかしたら明日も誰かが電話するかもね」

ジミニヒョンがちらっと視線を投げてくるから、きっとヒョンは俺とAのちょっとこじれてしまった現状をこのままほっておく気はないんだろう。


電話を切って、ヒョンがぼす、とベッドに背中からダイブした。

JM「鈍いんだか鋭いんだか」
JK「どうしたんですか」

JM「いや、別に。A、今日は定時上がりだったらしいよ」
JK「へえ、羨ましい」

JM「俳優の世界はわからないからね、似てるけど、知らない世界だよ」
JK「確かに。僕たちはMVくらいですもんね、演技するの」

JM「ね、ほんと、Aはどこでそういうの覚えてくるんだか」
JK「..........本人でも説明できないんじゃないですか」


ピク、とヒョンが小さく首だけこっちに起こした。

JM「.................やっぱり寂しいんだろ、Aがいなくて」
JK「そんな、ことは」

言いつつ、本当は気づいてる。でも、これは寂しいって感情だけじゃ表せないような気もする。

JM「ジョングギはさ、Aと普段どんな話するの」
JK「どんな、って」


そういえばもう長らくまともに話してない気がする。ベッドが並べられた部屋を見渡して、ジミニヒョンの位置にAが重なる。喧嘩する前の会話を思い出してみる。

JK「.............なんだろう、お腹すいた、とか今日のヒョンはちょっとブスだった、とか、ゲーム楽しいとか」
JM「ブス.........ま、まあいいや。それだけ?」

JK「..........Aのこと、多分俺が一番よく知ってるって思うんです。同い年だし、内容のある会話はしなくても、お互い、通じ合えてたっていうか」
JM「お前ら、そういうちょっと動物じみたところあるしね」

それは猿って言いたいのか。

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作品ジャンル:タレント
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飴雨(プロフ) - チュゴラ...(°д°) (2022年1月9日 22時) (レス) @page49 id: 611491bcf0 (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ - 名前まんまです笑カタカナにすらしていません。たまに名前を変えるときはユウって入れています。どっちも2文字なので字数オーバーしたことはないですよ。いつも楽しみに読ませていただいてます!ユンギペンより (2020年5月22日 23時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 作品が大好きでいつも楽しみにしてます。名前思いっきり本名カタカナで入れてますwww (2020年5月20日 12時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
sai - 前の作品も読みました!!いつも楽しみにしています。フラグ回収がいつも凄くて‥‥!更新応援します! (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4245d4dd85 (このIDを非表示/違反報告)
a(:(プロフ) - 月と書いてユエという中国読みがあるらしく、その名前で設定しています。リクエストは特になく、いつも楽しく読ませて頂いてます。ありがとうございます。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: d60ff01a2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すばる | 作成日時:2019年12月24日 1時

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