あ、黄金じゃない方のマンネです ３

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Noside


『今までそんなこと一度も言われたことなかったですけど』

SH「だってお前、叫び声はビリビリだろ」
『ビリビリ.............？』

SH「音の帯が裂けてるっていうか...........この前の撮影で叫んでた時、俺心配になったもん。喉、大丈夫だった？」
『..........ああ、あの時は.........あんまり覚えてないですけど、撮影で喉が枯れたことはないですね』

そう話すAの声は俗にいうイケボ、かっこいい声だ。そっと耳元で囁かれるような甘い声。でも通る声ではない。


『あ、』

枕の横に充電されていたAの携帯が震えた。「ビッグヒット パク・ジミン」と表示された画面がスンヒョンにも見えた。

出ていいか、と伺うAにスンヒョンが軽く頷く。

『はい、もしもし』
JM「あ、A？もう撮影終わった？」

スピーカーモードにしたAにスンヒョンは軽く驚いたが、とりあえず黙っておく。

『はい！一週間もありますからね！今日は定時上がりでしたよ』
SH「..............」

JM「そっか、お疲れ様。そうそう、今日ダンスの練習動画送るんだけど、ちょっと動線変わったんだ。だからそこは注意してみといて」
『そうなんですか！わかりました、ちゃんとみておきますね。ヒョン達、みんな怪我とかしてないですか？？』

JM「大丈夫だよ。Aに心配されるとかなんか新鮮。........あ、でもジンヒョンはダイエット始めたよ」
『あはは、それもそうかもしれませんね。そっか、ジンヒョンダイエット.......ジミニヒョンは？』

JM「え？僕？」
『ヒョンもダイエットしてるんじゃないですか？無理しないでくださいね』

JM「...........あ、うん」
『お土産はお菓子じゃないものにしたほうがいいですね。帰る頃にはそろそろギプスも取れる頃だと思うので、そしたら練習、よろしくお願いします』

JM「わかったよ、覚悟して」
『えへへ、ちょっと怖いですけど。あれ、ヒョン達明日は？』

JM「明日は朝から練習。終わりは早いと思うけど。みんな寂しがってるから、もしかしたら明日も誰かが電話するかもね」
『日替わりヒョンテレフォンですね。.............ちょっと期待しときます』

JM「あはは、わかった。A、明日もファイティン。おやすみ」
『はい、ありがとうございます、おやすみなさい』



『.......今の、僕の二つ上のジミニヒョンです。可愛い声してるでしょ』
SH「やっぱり少年みたいな声だな......ていうかお前、メンバーと話す時はなんか可愛いな」

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