あ、黄金じゃない方のマンネです ３

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SideJK


あの時のことは、一瞬で。

Aに名前を呼ばれて、そしたらAの軽い体重が一瞬、俺の足にぎゅう、と乗って、それで。


俺の靴の上でAの足は、鈍い音を。


怖かった。俺が、人を、Aを、傷つけてしまった。壊してしまった、と。


俺のせいだ、俺が、あんなこと思ったから。


でも、そう思い込むことで、俺は恐怖から逃げていた？


ワザとやった、と少しでも自分に非を作ることで、ほんとの、Aを傷つけてしまった、と言う恐怖から。


Aに謝っても、どうしても拭いきれなかった、この感情は、恐怖だったのか。


JM「結果的にさ、お前の足に乗って怪我したけど、誰も悪くないだろ。どこにも、悪意なんてなかった。あるとしたら、あの声だ」



JM「それに、Aがそんなことで恨んだり、根に持ったりしてないって、お前はわかってるじゃん」

柔らかい、小さい手がぽん、と頭に乗った。

暖かい、ジミニヒョンの手。


JK「.................俺、また自己中に凹んでましたね」

JM「ほっといても、お前はそのうち元気になると思ってるけどね」

JK「..........優しいです、ジミニヒョンは」

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