FRIEND 1 ページ21
SideJM
部屋のベッドに座って待ってると、案外早くジョングガが入ってきた。
リビングにでも置いてたのか、練習に持ってった鞄も背負っている。
JM「なんで宿舎帰ってきたとき部屋こなかったんだよ」
JK「.......怒られたこと、自分でも、よくないことだ、ってわかってたんです。だから、ヒョンたちに申し訳なくて」
JM「それで僕とも顔を合わせたくなかった?」
しおらしく頷くジョングガ。いつもは生意気だから、こんな元気のないジョングガもちょっと可愛く感じてしまう。
突き出した唇がもにょもにょ動いている。2歳しか離れてないけど、やっぱり子供だ、と思ってしまう。
JM「Aに怪我させたこと、後悔してる?」
JK「.........はい」
JM「でも、お前は怪我した方がいい、って、ちょっと思ってたって言ってたじゃん?」
JK「あれは.........ちょっと動けなくなった方が、Aも冷静になるんじゃないかと思ったんです。あの時のAは頑張りすぎてたから」
JM「じゃあ、Aはどう思ってると思う?」
JK「え?」
JM「Aは、お前のこと恨んでると思う?」
JK「...........全く恨んでない、ってことはないと思います。俺のせいで、練習も参加できないし」
JM「そういう言い方するってことは、お前は、Aは根に持ってないってわかってるんだ」
JK「!?」
JM「あのとき、お前とAの話に途中でヒョンが入らなかったら、お前たちはどんな会話したんだろう、って思うんだ。きっと、喧嘩して、でももしかしたらこんなふうにはならなかったかも」
JK「................」
JM「ホビヒョンは、怒ったことをちょっと後悔してると思う」
JK「あれは俺が集中できないのが悪かったんです」
JM「お前がそう思うならそうだね。でも、ヒョンも悩んで、僕たちチームのために怒った。それが100%正しかったかなんて、誰にもわからないんだよ」
JK「.................」
JM「僕は、Aが怪我したのは悪い偶然だと思うなあ。お前もAも、たまたまちょっと不穏なこと考えてて、たまたまポジションが悪かった」
JK「!」
JM「確かにお前はなんでも出来るし器用だけどさ、わざと怪我させるなんて、そんな価値のないことまでできるとは思ってないんだけど?」
JK「でも、俺は確かにあのとき、」
JM「ほんとにそんなこと考えたか?あのとき、Aが下手くそ、って言われて、お前はただ悔しかったんじゃないの」
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飴雨(プロフ) - チュゴラ...(°д°) (2022年1月9日 22時) (レス) @page49 id: 611491bcf0 (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ - 名前まんまです笑カタカナにすらしていません。たまに名前を変えるときはユウって入れています。どっちも2文字なので字数オーバーしたことはないですよ。いつも楽しみに読ませていただいてます!ユンギペンより (2020年5月22日 23時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 作品が大好きでいつも楽しみにしてます。名前思いっきり本名カタカナで入れてますwww (2020年5月20日 12時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
sai - 前の作品も読みました!!いつも楽しみにしています。フラグ回収がいつも凄くて‥‥!更新応援します! (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4245d4dd85 (このIDを非表示/違反報告)
a(:(プロフ) - 月と書いてユエという中国読みがあるらしく、その名前で設定しています。リクエストは特になく、いつも楽しく読ませて頂いてます。ありがとうございます。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: d60ff01a2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すばる | 作成日時:2019年12月24日 1時