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SideJN
次のカムバの話はまだ聞いてなかったけど、ナムジュンの顔を見てるとAの話は確かなようだ。
何を望む、と聞いたホソクは、Aが答える前に言葉を続ける。
JH「誰にも心配されない環境で、一人で、成長できるって思ってるの?」
『はい。それしか方法はないから』
RM「馬鹿だな」
SG「......」
JH「馬鹿」
JN「馬鹿だね」
声が揃った。
RM「A、人は一人じゃ絶対、まっすぐ歩けないんだ」
『そんなことありません』
ムッとした顔で言い返すAに、俺も、ナムジュンもホソクもつい笑ってしまう。
子供なんだ、Aも、ジョングクだって。
JN「A。俺がよく、みんなで話そう、っていうのは、どうしてだかわかるか?」
『意見とか、考えの共有が必要だからです』
JN「うん。でもそれはついでなんだ」
『...............』
JN「俺たちはみんな違う、ってことを知るためだよ、A。俺たちは防弾少年団だけど、家族だけど、でも人はみんな違うものだろ?でも、簡単に忘れてしまう。気がつくと他人も自分と同じ価値観なんだ、って、無意識に決めつけちゃうんだよ、今のAみたいに」
『.............』
JN「みんなで話して、自分の思ってること、思ってても言わないでおくこと、いろんなことをここの全員と比べて、会話の中で理解してくんだよ。そうしないと、みんな気づかないうちにどんどんまっすぐの道から逸れちゃうんだよ。誰も、100パーセント正しい視点なんて持てないんだからさ」
JM「.......」
『......』
JH「別に、ジョングクが正しいとか、Aが悪いとか行ってるわけじゃないぞ。原因があったにしろ、舞台上で集中を欠くのは危険なことだし、この仕事やってく中で無理するなっていうのは無理な話だし。でも、二人とも自分一人で決めて、実行した結果が今のこの状況を作ってる、っていうのはわかるだろ?」
JK「.........はい」
『...................』
RM「次のカムバが今までとは少し違ったコンセプトになることは確かだし、勝負どきになるかもしれないのも、その通りだと思う。でもだからこそ、Aを、ていうかここのみんな、一人になってほしくないんだ。人間なんだから間違いはある。それが起こった時、みんなでいれば乗り越えられるから」
『...........』
まだ唇を噛んで頷かないAを、テヒョンが下から覗き込む。
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飴雨(プロフ) - チュゴラ...(°д°) (2022年1月9日 22時) (レス) @page49 id: 611491bcf0 (このIDを非表示/違反報告)
もこもこ - 名前まんまです笑カタカナにすらしていません。たまに名前を変えるときはユウって入れています。どっちも2文字なので字数オーバーしたことはないですよ。いつも楽しみに読ませていただいてます!ユンギペンより (2020年5月22日 23時) (レス) id: 29b5bff5d8 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 作品が大好きでいつも楽しみにしてます。名前思いっきり本名カタカナで入れてますwww (2020年5月20日 12時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
sai - 前の作品も読みました!!いつも楽しみにしています。フラグ回収がいつも凄くて‥‥!更新応援します! (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4245d4dd85 (このIDを非表示/違反報告)
a(:(プロフ) - 月と書いてユエという中国読みがあるらしく、その名前で設定しています。リクエストは特になく、いつも楽しく読ませて頂いてます。ありがとうございます。 (2020年5月19日 21時) (レス) id: d60ff01a2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すばる | 作成日時:2019年12月24日 1時