屋上 ページ8
翌日も、和と顔を合わせることができなくて、私は先に家を出た。
こんなに早く会社に向かうのは初めてだった。
会社に着くと、誰もいないと思っていたオフィスには櫻井先輩がいた。
彼は私を見て、爽やかに笑う。
翔「おはよう(笑)」
『おはようございます』
翔「珍しいねこんなに朝早くに。1人？」
『は、はい…ちょっと、いろいろありまして。櫻井先輩は、いつもこの時間に来るんですか？』
翔「うん、わりとね。今日の会議の資料もしっかり目を通してミスがないようにしたいから(笑)」
『仕事熱心ですね(笑)』
翔「やるからにはベストを尽くしたいから、自分では仕事熱心だとは思わないんだけどね(笑)」
『いえ、すごいです。私なんか、すべてのことにちゃんと向き合うことができていないので…』
翔「…」
そのとき、他の社員がおはようございます、とオフィスに入ってきたので私たちの会話はそこで終わった。
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仕事もあまり手につかなくて、休憩中に会社の屋上でため息をついた。
『はぁ…』
翔「あ、いた(笑)」
カップを2つ持った櫻井先輩が駆け寄ってくる。
翔「はい、カフェラテ(笑)」
彼は私にカフェラテが入ったカップを渡す。
『…ありがとうございます』
私のとなりに立って景色を眺めながら、彼は言う。
翔「何かあった？」
『…え』
翔「いや、朝からちょっと様子が変だったから」
そういえば、以前も私の変化に気づいてくれたのは彼だった。
翔「二宮とのこと？」
『…はい。ちゃんと向き合って、話さなければいけないこともあるのに私は逃げてばかりで…』
カフェラテを口に入れ、私は俯いた。
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檸檬 - お気持ちの回復本当に良かったですT^T 小説の続きを書いていただき本当に嬉しい限りです！ これからも頑張ってくださいね！ずっと応援し続けています♪ (2019年11月30日 20時) (
レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - 檸檬さん» ありがとうございます(；；)本調子とはいきませんが回復しました！ (2019年11月27日 16時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - 複雑な気持ちの中、わざわざお返事ありがとうございます。私は、いつまでも待ち続けていますので、気持ちが落ち着くまで、ゆっくり休んでくださいね。 こちらこそ、これからも仲良くしてくださいね。 お気持ちの回復、願っております…。 (2019年11月17日 19時) (レス) id: 93e7b62bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - sakuninoさん» ありがとうございます。なるべく早く戻ってきますね。 (2019年11月17日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
ayane(プロフ) - のりこさん» ありがとうございます。のりこさんのお言葉、とても嬉しいです。前向きに書けるようになったときはまたよろしくお願い致します。 (2019年11月17日 10時) (レス) id: 39d061f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ayane
| 作成日時：2019年10月19日 9時
