第６９話 伝えられること ページ26
―Aサイド―
花「マンジロウ・・・。」
ぴょん
A「モジャ、晴に飛び乗ってどうしたの？」
晴「！！？」
花「モジャ？」
晴「あ？毛玉？おっおい芦屋、なんだこれ。」
花「オレに聞かれても・・・。」
優「多分・・晴斎の考えにモジャモジャ納得したんじゃない？」
向「そうですね。私たちもそう思いますしね。」
マンジロウ「そのようだな。」
モジャ「(コク)」
マンジロウ「これで満場一致だな。安倍の坊主。ばあさんの家まで案内する。この近くだ。指輪をポストに入れてくれ。そこに入れておけばばあさんは必ず気が付く。」
これが最良の策。頭では分かってる。
何も伝えないことが指輪を確実に返すための
【最良の策】
今まで妖怪絡みでたくさん嫌な思いをしてきた。
でも・・・マンジロウにとってこれが最後で本当に
いいのだろうか。もっともっと
何か伝えられることがあるのではないだろうか。
そう考えて仕方がない。
晴「マンジロウ、案内お願いします。(ペコ)」
マンジロウ「おう。」
晴「行くぞ。」
そう頭では理解できてるのに
他に策がないか考えるのを止められない。
芦屋くんの想いを無駄にしたくない。
それに晴だって本当はどうにかしたいおもってるはず。
それなら・・・・。
A「・・ねぇ、待って。私がおばあさんに伝えるっていうのはどうかな？」
晴・花「何を言ってんだ。/Aさん？」
マンジロウ「嬢ちゃん・・・。」
優・向「そんなことさせられない。/ええ。そんなことして欲しくないです。」
A「だってね？元々、私が一人で届けに行く話してたでしょ？それに少しマンジロウのことを伝えるだけ。女の私からの話なら、伝わるかも知れない。ダメだったとしても指輪は受け取ってくれるんじゃないかな？」
花「でも・・・それじゃあ。Aさんが・・・。」
A「私はもう慣れっこだからさ(苦笑)」
向「ダメです。そんなのそんなの！！」
優「向葵、少し落ち着け。」
晴「・・・・・A？」
A「ダメ・・・かな？」
マンジロウ「いいんだ。嬢ちゃん。ありがとよ。その気持ちだけでいいんだ。」
やっぱり私には力が足りないなぁ。
私にもっと力があって強ければ・・・。
晴「大丈夫だ。俺は分かってる。届けに行こう。おばあさんのところに。」
こんな自分が嫌いだ。
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りん - 楽しく読ませていただいております！続きを楽しみにしてます！頑張ってください！ (2018年12月3日 12時) (
レス) id: 0c78f933a2 (このIDを非表示/違反報告)
あいちゃむ(プロフ) - 秋ノ宮紅音さん» わー！ご報告ありがとうございます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 859a3a0d54 (このIDを非表示/違反報告)
秋ノ宮紅音(プロフ) - 二次創作なので、オリジナルフラグを外した方がいいですよ！違反報告されます。 (2017年12月2日 17時) (携帯から) (レス) id: 665a044116 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいちゃむ | 作成日時：2017年8月17日 22時
