備忘録 Ⅳ (ページ11)

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＃141．月曜から夜ふかしページ11

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「アタシね、結構好きよ、あの子」

「同じメンバーとして嬉しいけど、珍しいやん」

「いやぁ、あの子ね懐に入るのが上手」

「それはそうやな。入られた？」

「入られた」

「もうあいつの手のひらの上やで」

「一瞬抗おうとした自分もいたけど、すぐ諦めたわよ」

「「www」」

「じゃあまぁ早速、お呼びしましょうか。瀬那……」

『どうも〜！瀬那Aでーす』

「「キャーーーー！！！」」

「早いわ、お前登場がwww」

『待ちきれなかった』

「アンタ、女子のファンも多いのね」

『本当ありがたいことにね』

「……今日は宣伝やろ？どうせ」

『はい。えー、4月19日に映画キングダムが公開されます。私は、山界の王である楊端和を演じさせていただいておりまして、アニメでもね、楊端和に声を当てさせてもらってるんですけど、』

「早い早い。今日何かと早いわ。そんなせっかちやったか？」

「もうボケ倒しじゃない」

『信ちゃん全部突っ込んでくれるからwww』

「え。アンタ、信ちゃんって呼ばれてんの？」

「うん、そうや？」

「どう見ても信ちゃん顔じゃない」

『あ、裏では村上って呼んでます』

「嘘つけお前www」

「どう見ても村上は村上よ」

『一回だけマツコ、信ちゃんって呼んでみて』

「え〜嫌だわそれは」

『なんでwww』

「なんかアタシ負けた気分になるわ」

「なんやねんそれwww」

「「信ちゃーん！！！」」

「アンタたちには言ってないのよ！！」

『ね？信ちゃんいいよね？』

「「うんうん」」

「俺もな、実はもうこの歳になって恥ずかしくなってきた」

『え！？』

「いや、これはこの機会やから言うけど」

『そんなん嫌や。信ちゃんは信ちゃんやん』

「…………………ほな、それでええわ、もう」

「お前ら一回オモテ出ろwww」

「『www』」

「お前が一番手のひらの上で転がされてんじゃねーか」

「もうAも自覚あるやろ？」

「転がしてるやつらがいるって自覚？」

『え？なにそれ？全然わかんない』

「「wwwふざけんな」」

『www』

「今日本当あなたどうかしてるわよ」

『いや今日はね、宣伝はもちろんだけど、信ちゃんの可愛いところをマツコと視聴者の方々にお伝えしたくて来たの』

「もうええわ、やめてくれ、カロリー高いわ」

「アタシも遠慮しとくわ」

『じゃあVTRあるので見てみましょう！どうぞ！』

「お前どうにかして」

「俺じゃ手に負えんわ」

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