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『傑先輩、硝子先輩……これどういう状況ですか?』
右隣に傑先輩、左隣に硝子先輩そして机の上には大量のお菓子
「Aお菓子好きだろう?だから食べなよ」
傑先輩はニコニコと私の口にチョコを入れる
『むぐっ……美味しい!』
「ほらAこっちも美味しいから」
次は硝子先輩がクッキーを口に入れる
『んっ、本当だ……めっちゃ美味しいです!
……じゃなくて!なんでこんなにお菓子が!?』
「Aにあげたかったんだ」
そう言った傑先輩は少し困った顔をしていた
『……もしかして告白聞きました?』
「んー、そうだね……ごめんね」
頭を撫でて謝ってくる傑先輩
『いえ!全然大丈夫です!変な気をつかわせてしまい申し訳ないです……』
「違うよ……私達はただAが心配なだけ」
『硝子先輩……』
ギュッと硝子先輩を抱きしめる
「あんなクズはやめときな、私がもっと良い男紹介して「はぁ?」……なんでいるの五条」
突然の五条の登場により全員が驚く
『五条先輩!?吃驚した〜』
「「「!!!」」」
「A……お前それ何?」
少しイラついている五条先輩が私の前に立つ
『せ、せんぱい……?どうしました?』
「だから、もう1回名前言えよ」
『?……五条先輩?』
ーガンッー
お菓子を置いてある机が蹴飛ばされた
『な、なんで怒ってるんですか?』
五条先輩が何に怒っているのか分からず怖くなる
「ちょっと五条、八つ当たりやめてくんない?
Aが怖がってるでしょ?」
「ほら悟、私と一緒に向こうに行こう。
Aは硝子とお菓子でも食べてな、ね?」
『は、い……』
そう言って傑先輩は不機嫌な五条先輩を連れてどっかに行ってしまった
「A大丈夫?あの馬鹿がごめんね」
『いえ、多分私が何かしちゃったんですかね…?』
「……気にしなくて良いよ、多分任務先で何かあったんじゃないかな?ほらお菓子食べよう」
『はい!』
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作者名:アリス | 作成日時:2021年3月5日 14時