【d!】Lemon Cake【短編集】

twilight【zm】 ページ7

もどかしい。タラタラ書いてます。
若干イライラ注意かもしれないです。
どっちも面倒臭いです。



_______…





''なあ、いつ暇？''

''いつ会えるん？''


送られてきたメッセージは突拍子ないもので。

正直なんだコイツと思った。



だって、彼女でもない女にそんなこと送ってくるから。身体だけの関係の友人なら、あるのかもしれないけど、私達の間にはそんなものもなくて。ただの友達、ただの腐れ縁、だから。

だから、なんだコイツ、って思うのも、普通。





''今週末暇だけど''



文頭に急に何なの、とつけようとして、やめた。
余計な一言をつけると余計な一言が返ってくることを私はよく知っている。特に、コイツは。


秒で既読が付いたメッセージにトークを閉じることも出来ずそのまま待っていると、返信は直ぐに来た。



''遊び行くわ''




いや、何しに来るんだ、と言いたくなる。この文面だと確実に私の家に来ると言っているんだろう。

はあ、と溜息をつきながらOKとスタンプを送った。

既読はまた直ぐついて、返事のスタンプも直ぐに送られてきた。
ゆっくりとスライドして私はトークを閉じる。



...折角の休みは、潰れてしまう様だ。









…週末はあっという間にやってきた。
朝からある程度片付けを済ませ、家事も済ませたあと、どうせ夕飯まで食べていくのだろうと、買物もすませた。人より何倍も大きな胃袋を持っている彼なので、献立を考えるのが面倒になり、素麺にしておいた。




''開けてやー''





午後5時半。約束の30分も早い到着の知らせ。



そのメッセージを通知で確認して廊下をとろとろと歩いた。鍵を弄って開けてやろうとすると、鍵を開けた瞬間ノブは勝手に周り目の前は人の影で一杯になる。




暑い空気が流れ込んでくるのを感じた。









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