edible flower【tn】 ページ7
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※作者の性癖がねじ曲がっていることが分かる作品
何でも来い、そんなのとうの昔に知っていたよ。
そんな方だけ読んでください。
___________…
煌びやかな空間。そこにいる彼女は嫌という程に輝いていた。決して派手ではないが控えめに見せられたその背中の柔肌はパールが目の毒のように反射し、その麻薬に漬けられた周囲の視線は男女関係なく病みつきになっているようだった。
立食パーティーになど、だから連れてきたくなかったのだ。そう思いながら自分の女避けにもなるからと意見してきた何処ぞの総統に小さく舌打ちをした。
彼女は俺より随分と小さい。此方を覗き込むと花が開くように笑う。白くてまろい頬を撫でると男共の視線は幾分減ったようだ。彼女ははにかみ、だらしなくへにゃりと笑う。こんな顔をしてくれるのは嬉しいがもう少し気を張って欲しいとも思う。
こちらもきっと頬は緩んでしまっているだろうが。
『あ、』
「ん？」
彼女が反応した視線の方を見遣るとキラキラとしたパステルカラーの甘味の数々。考えんとすることが分かり、ここで待っていろ、と彼女に残してちょうど取り分けていたボーイから甘味のプレートを受け取った。
たったそれだけでも離れてしまったのを後悔したのは五分、三分と言わずに花に取り付いていた虫を見たからである。彼女に白い薔薇を渡す男の顔は微笑んでいるが、瞳は彼女の胸元のブローチの家紋と、毒花のような佇まいに対する欲望に満ちている。
「ご令嬢、是非後程1曲御一緒して頂けませんか。」
『いえ、先客がおりますゆえ。』
「それは残念。では甘味はお好きですか。ご案内しますよ。先程随分と熱のある視線を送っていたように存じます。甘味は私もとても楽しみにしていたものでして。」
『あの、』
「左様ですか。ならば此方のプレートは貴殿にお譲りしますよ。楽しむならばどうぞ
割って入ってきた俺に男は丸い目をしてプレートを受け取った。
彼女を隠すように足早にその場を離れてパーティ会場を抜けるとそこは随分と広いガーデンのようで、今は秋バラの季節のようだった。
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ちぃ汰。(プロフ) - 琴葉さん» 毎度のコメントありがとうございます。お待たせ致しましたことお詫び申し上げます。感想もありがとうございます。期待以上の感想を頂けて言葉もありません。続編前向きに検討しておりますのでどうかその時はよしなに。私もあなたのファンでございます。ありがとちゅき() (2020年5月12日 10時) (
レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉(プロフ) - 夜分遅くに失礼致します。更新の方心待ちにしておりました、そして相も変わらず、否それ以上に素晴らしいお話に胸が苦しく、また切なさが込み上げました。良ければ続編をと思いますが作者様の手が動く限りで構いません。私は何時までも貴方様のファンです。とりますき() (2020年5月12日 0時) (レス) id: fea4b79f15 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - つらら@ちゃげっ娘。鬱紺色 逆音さん» とんでもございません、しっかりと寝てましたすいません...。ありがとうございます...。勿体ない言葉...。 (2020年1月28日 8時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
つらら@ちゃげっ娘。鬱紺色 逆音(プロフ) - 夜分遅くに大変失礼でしょうが...これだけ...好きです。 (2020年1月28日 3時) (レス) id: 9e136fef77 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ汰。(プロフ) - 夢川さん» いえいえ、全く気にしておりませんのでそんなにお気を使われないでください！感想頂けてとても嬉しいです。星の子一家に一人要りますよね笑 こちらこそリクエストありがとうございました。よろしければまたリクエストしてくださいね。(お仲間でしたか笑) (2019年11月5日 20時) (レス) id: 3f437b8d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぃ汰。 | 作成日時：2019年10月6日 18時
