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「で?Aちゃんはなんで竜胆といたの?」



蘭くんに冷たい目で見下ろされた。



「蘭くんは女の人と一緒にいる意味ってなんですか?」



「は?」



質問に質問で返すと案の定眉間に皺が寄った。



「……たまってたってだけだろ」



「同じ理由ですよ」



笑って答えたら険しかった目つきが少し和らいだ。



「斑目オマエの女大丈夫かよ?」



呆れたように蘭さんが獅音に声かけた。



「そんな奴知るか!」



「獅音の女じゃないんで本当迷惑です!」



「竜胆とヤッたの?」



「美味しく頂きました」



蘭くんと竜胆くんと獅音の口がひくついた。



「大丈夫です。本命になりたいわけじゃないんでお互い割り切って遊んでるんで」



獅音と竜胆くんから溜息が聞こえ、蘭くんからは笑い声が聞こえた。



「じゃあオレとも遊ぶ?」



「是非っ!!」



力んで答えると獅音の怒鳴り声が聞こえた。



「兄ちゃんと共有とか無理なんだけど」



「竜胆くん安心して!どっちがどうだったかは私の心の内に留めておくから」



げっそりしてる竜胆くんとお腹を抱えて笑う蘭くんの後ろから集会が始まるとの声がかかった。



「私バイクのとこで待ってるんで大丈夫ですよ」



さすがに部外者の自分が聞くのはまずいと思いみんなを見送った。



獅音が下っ端っぽい男を呼びつけて私を見張らせた。



「コイツの半径2メートルは近寄んな!碌な事ねぇから!」



流石に手を出す相手は選んでるので誰かれ構わず手を出してる訳じゃないのにと思いつつ、獅音のバイクに腰をかけて携帯をいじった。






しばらくするとゾロゾロとみんなが帰り出した。



集まる時と逆で幹部は最後に出てくるので色んな人にジロジロ見られ、その度に「幹部の客だ」と見張りの人が追い払っていた。



「終わった?」



「ご苦労だったな」



見張りの下っ端に声をかけて帰らせた。



「獅音帰ろ!」



「は?なんでオレが!」



「帰る場所一緒なんだから良いじゃん!別にバイクだけ貸してくれても良いけど」



「ふざけんな!横浜からどんだけ距離あると思ってんだ!」



キャンキャン吠えつつもメットを渡してくれるあたり腐れ縁の慣れっこってとこだ。



「じゃあ、竜胆くんまたね!蘭くんは今度是非お願いします」



手を振りその場を去った。



「テメェちゃんと捕まってねぇと振り落とすぞ!」



「タンデムバー掴んでるから平気〜」



夜の海風を感じながら星空を仰いだ。

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月華(プロフ) - 寧珠*さん» そんな初期から見てくれてたんですね!ありがたいです。こんな過疎地でねじゅちゃんの目に止まるなんて頑張って良かった!笑 (2022年9月30日 23時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 月華さん» 実は最初から読んでて、お気に入り登録も2人目とかだったような…ねじゅが月華さまの作品を読まないわけには参りません…! (2022年9月30日 19時) (レス) id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 寧珠*さん» コメントありがとうございます!!ねじゅちゃんに読まれてたのにはびっくりだけど気に入って貰えたなら良かった〜!続きもノープランだけど頑張ります!! (2022年9月30日 19時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 意味があるのかは不明ですが、読む度に評価いれるくらい好きです♡続きが楽しみだ…! (2022年9月30日 11時) (レス) @page42 id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 咲良さん» わーい!コメントありがとうございます!無理くりイザナと絡めちゃった!ここからヤンデレ始まるか!?全くのノープランです! (2022年9月15日 8時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月華 | 作成日時:2022年8月19日 11時

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