34 ページ34
.
目を覚ますと竜胆くんの腕の中にいた。
今が何時なのかも分からない。
ぐっすり寝れたようなちょっとしか寝てないような。
蘭くんと対になっているその刺青。
筋肉質な竜胆くんと蘭くんで少しだけ違って見えた。
首の筋肉の筋に舌を這わせた。
「オイ」
「んー?」
刺激に起きてしまったらしいが気にせず続けた。
「ここはね、胸鎖乳突筋って言うんだって」
「何でいきなり」
「筋張ってるのが好きなの」
肩を押されてベッドに組み敷かれた。
「オレは大胸筋が好き」
「残念ながら見えません」
「探していい?」
激しい手の動きとは裏腹に竜胆くんの舌は優しく舐め上げた。
「んっ、竜胆くんっ今何時?」
「別に良いだろ?それともこの後他のヤツと予定あんの?」
甘い痛みに噛まれた事がわかった。
「っ!!お腹空いた」
「後でルームサービス頼んでやるから今は集中しろよ」
すぐに竜胆くんの与える快楽のことだけが頭を占めた。
一回だけと言ったのにルームサービスを頼んだ後、来るまでとさらに1ラウンド増えたのは予定外だったが。
それでも汗を滴らせ快楽に歪む眉間を見たら愛おしさに彼を締め付ける。
「Aっ」
熱っぽく呼ぶ声に応えるように手を伸ばして舌を絡ませた。
届いたルームサービスをシャワーを浴びた後に2人で摘んだ。
安いホテルと違って料理も中々だ。
「竜胆くんの体力お化け」
「何?もっとして欲しいって?」
「明日立てなくなるからやめて」
「そしたらうちに連れて帰って四六時中介護してやるよ」
「家なんて行ったらさらにもう1人の性 欲お化けに悪化させられそうなんだけど」
「……家は無しな!」
2人で目を合わせると笑いが漏れた。
「もう3時じゃん」
「夜は兄貴も呼んで3人で飯食いに行く?」
「蘭くん不貞腐れそう」
「たまには優越感に浸りたいじゃん」
「竜胆くんたまに黒いよね」
携帯で蘭くんに連絡をして3人でご飯の約束をして時間までゆっくりと過ごした。
待ち合わせた蘭くんが一緒に来た私たちと首の痕を見て米神が動いたのがわかった。
不意打ちに後ろから蘭くんに噛みつかれて竜胆くんの痕にさらに上から後がついたのはまた別の話。
126人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月華(プロフ) - 寧珠*さん» そんな初期から見てくれてたんですね!ありがたいです。こんな過疎地でねじゅちゃんの目に止まるなんて頑張って良かった!笑 (2022年9月30日 23時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 月華さん» 実は最初から読んでて、お気に入り登録も2人目とかだったような…ねじゅが月華さまの作品を読まないわけには参りません…! (2022年9月30日 19時) (レス) id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 寧珠*さん» コメントありがとうございます!!ねじゅちゃんに読まれてたのにはびっくりだけど気に入って貰えたなら良かった〜!続きもノープランだけど頑張ります!! (2022年9月30日 19時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 意味があるのかは不明ですが、読む度に評価いれるくらい好きです♡続きが楽しみだ…! (2022年9月30日 11時) (レス) @page42 id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 咲良さん» わーい!コメントありがとうございます!無理くりイザナと絡めちゃった!ここからヤンデレ始まるか!?全くのノープランです! (2022年9月15日 8時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月華 | 作成日時:2022年8月19日 11時