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帰りのバイクは早くて足の体温を奪った。



「寒すぎて足の感覚ないんだけど」



バイクを降りた後にそう伝えるとそのままシャワーへと向かった。



「ちょっ!!ワカくん制服!!」



「明日明後日休みだろ?クリーニングだしてやる」



コートとブレザーだけなんとか脱げたがワイシャツとスカートはビシャビシャになった。



「んっ…」



口を塞ぐワカくんの唇が冷たくて肩が跳ねた。



ワイシャツの裾から差し込まれた手が背中の帳を外した。



後ろから先端を弄られると甘い声がこだました。



「はぁっん……」



もう片方の手が重くなったスカートを捲り上げた。



服の中で動く手が見えなくて、さらに敏感にさせた。



「A……好き」



ワカくんの低くく、艶のある声が脳裏に響いて下腹部を締め付けた。



その直後強い刺激に呆気なく足から崩れ落ちた。



服を脱がされて既に温められた部屋へと抱きかかえて連れてこられた。



「ワカくんっ……もう…欲しい……」



腕を上げて迎え入れると強い衝撃が走った。



「やぁっ!んっ……」



息が乱れる私の髪を撫でて息が整うのを待ってくれた。



「カワイイ」



前回の荒々しいのとは違い、こっちの反応をみてるワカくんにもどかしさから自然と腰が揺れた。



「あっんっっ!!」



「A好きだ」



皺の寄る眉間に手を伸ばしてキスを求めるとすぐに返してくれて離れた時には皺はなくなっていた。



繰り返させる律動に思考が回らなくなる。



「ワカ…くんっ!!んっ、気持ち……いい……」



思ったままに伝えるとワカくん自身がさらに存在感を増した。







うとうとしているとワカくんの手が頬を撫でた。



「あのさ」



「んー?」



「他のヤツらは切れねぇの?」



「……ごめん選べない」



一生抱かれることのない相手と他多数の構図は簡単には崩せなかった。



「一つだけ約束して」



「え?」



「好きじゃない相手とはもうすんな」



「好き?」



「オマエが抱かれたいって思う相手ならいいワ」



「それは保護者として?」



「……オマエを好きな男として」



「変なの」



クスクスと笑うと頬を摘まれた。



「なら一人に絞れよ」



抱いて欲しい人はもういないから。



誰かを選べば他を捨てることになる。



もしまた置いてかれたらもう立ち上がれないから。



「ごめんね……」



誰への謝罪なのか…






意識が闇へと落ちていった。

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月華(プロフ) - 寧珠*さん» そんな初期から見てくれてたんですね!ありがたいです。こんな過疎地でねじゅちゃんの目に止まるなんて頑張って良かった!笑 (2022年9月30日 23時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 月華さん» 実は最初から読んでて、お気に入り登録も2人目とかだったような…ねじゅが月華さまの作品を読まないわけには参りません…! (2022年9月30日 19時) (レス) id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 寧珠*さん» コメントありがとうございます!!ねじゅちゃんに読まれてたのにはびっくりだけど気に入って貰えたなら良かった〜!続きもノープランだけど頑張ります!! (2022年9月30日 19時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 意味があるのかは不明ですが、読む度に評価いれるくらい好きです♡続きが楽しみだ…! (2022年9月30日 11時) (レス) @page42 id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 咲良さん» わーい!コメントありがとうございます!無理くりイザナと絡めちゃった!ここからヤンデレ始まるか!?全くのノープランです! (2022年9月15日 8時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月華 | 作成日時:2022年8月19日 11時

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