１７ ページ17
.
いつもとは違う可愛らしい服に着替えた。
毛先を巻いてふわふわにした。
まつ毛は濃い目に、ルージュは薄めに。
家を出ると見慣れた会いたくない顔があった。
「何？ハウスはあっち」
「ああん？てめぇクソビッチが何してんだよ」
「獅音には関係ない」
「次から次へとてめぇは」
「獅音には関係ないって」
獅音を押し退けて歩き出すと肩を掴まれた。
「私の恋愛事情をとやかく言われる筋合いはない」
獅音の手を払い除けて走った。
「恋愛じゃねぇから言ってんだろうが！」
獅音の謎の叫びは無視して駅へと走った。
乱れた髪を直さなきゃいけない。
バカ獅音のせいで電車を一本乗り過ごした。
ホテルに着くなり先に来ていたココくんに抱きついた。
「めちゃくちゃにしてい？」
無理矢理口づけをした。
「今日はお互い何も考えずに快感だけを拾いたい」
「はっ！１０万分払って貰うぞ」
「いいよ」
ココくんの舌先が首筋をなぞった。
自分でスカートのホックを外しチャックを下ろしてスカートを落とした。
ココくんの手がセーターの裾を掴み上げ脱がした。
ベッドに行くと今度はココくんを押し倒してボタンを外した。
頭脳派なのに筋肉がしっかりある。
薄い腹筋に指を這わせて胸の突起を下でなぞった。
「くっ！」
ココくんの弱いとこは既にわかってる。
もう一度目を合わせて唇を合わせ、ベルトに手をかけた。
ココくんの指が私の双房を鷲掴んだ。
「んっ」
先端を弄られると甘い声が漏れた。
「ココくんっ……」
我慢できずココくんに跨った。
「オイっ」
「は…やく……欲しいっ…」
舌を絡めながらお互いの熱を分けあった。
「天竺は辞めとけ」
「んー？」
カラカラになった喉を潤す為に水を飲んでるとココくんが口を開いた。
「メンバーがヤバ過ぎる」
「みたいだね」
「あとコレ」
紙を渡されて開くと血のハロウィンの内容が書かれていた。
「………そっか」
「イヌピーが会いたがってたぞ」
「イヌピーやっと私とする気になったの？」
「ちげぇだろ」
うんざりと言うような目で言われてしまった。
「はじめくん」
振り向きざまキスをした。
お互い向かい合ってても別の人を見ている。
わかってるから心地いい。
「ばーか」
舌をべっと出された。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 126人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月華(プロフ) - 寧珠*さん» そんな初期から見てくれてたんですね！ありがたいです。こんな過疎地でねじゅちゃんの目に止まるなんて頑張って良かった！笑 (2022年9月30日 23時) (
レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 月華さん» 実は最初から読んでて、お気に入り登録も2人目とかだったような…ねじゅが月華さまの作品を読まないわけには参りません…！ (2022年9月30日 19時) (レス) id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 寧珠*さん» コメントありがとうございます！！ねじゅちゃんに読まれてたのにはびっくりだけど気に入って貰えたなら良かった〜！続きもノープランだけど頑張ります！！ (2022年9月30日 19時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 意味があるのかは不明ですが、読む度に評価いれるくらい好きです♡続きが楽しみだ…！ (2022年9月30日 11時) (レス) @page42 id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 咲良さん» わーい！コメントありがとうございます！無理くりイザナと絡めちゃった！ここからヤンデレ始まるか！？全くのノープランです！ (2022年9月15日 8時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月華 | 作成日時：2022年8月19日 11時
