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「獅音！！あんたまたおばさん泣かせたでしょ！！」
幼馴染の斑目獅音がいると思われた倉庫に、バイクで乗り込んで怒鳴り込んだところで私は後悔した。
一斉に振り返る不良達
獅音がいる中央はさらに空気感が違った。
「Aテメェなんでこんなとこに来てんだよ！」
獅音は相変わらずキャンキャン吠えてるのでいいがその周囲の人達空気感は今まで獅音といた馬鹿達と違った。
「何この子？斑目の女？」
頭上から声が聞こえて見上げるとおさげのイケメンが立っていた。
「蘭！お前また寝坊か？」
「竜胆が起こしてくんねぇんだもん」
「電話鳴らしたし、兄ちゃん女入れてる時に声かけるとキレんじゃん」
イケメン兄弟でこの独特な髪型はもしかして
「……灰谷兄弟？」
「なに？知ってんの？」
「ヤバっ。イケメン！！」
つい本音が出てしまった。
「Aこっち来い！」
獅音が焦ったように腕を引っ張り外に出させた。
「ここはテメェが来れるようなとこじゃねぇよ！さっさと帰れ！」
「獅音！今の灰谷兄弟だよね？」
「そうだよ」
「獅音凄いじゃん！」
「え？ま、まぁな」
「初めて獅音と幼馴染で良かったと思ったよ」
「お、おう」
珍しく褒められてしどろもどろになる獅音の頭を撫でた。
「灰谷蘭だっけ？一回手合わせ願いたいなぁ」
「は？テメェなんて一発KOだわ！」
「そんなに凄いの？」
「アイツら六本木のカリスマ兄弟だぞ？」
「星の数ほど相手してきたわけかぁ。俄然ヤル気でた」
「バカか！テメェなんかに本気になるかよ！」
「本気になられても確かに困るね。カリスマがどれほどのモノなのか知りたいだけだし」
「本当馬鹿だろテメェ」
獅音は呆れ顔で私を見ていたが私は気にしない！
イケメンは鑑賞するのも良いけどやっぱり試したくなるじゃない？
顔だけなのかちゃんとワザ待ちなのか。
多分馬鹿な獅音はケンカだと勘違いしてるけど、ケンカしたいなんてこれっぽっちも思っていない。
本気になる気もない。
とりあえずイケメン食えたらそれで良い！
長い付き合いで私の性格を知ってるはずなのに、相変わらず獅音はケンカ馬鹿なので何か勘違いしてるけど放っておこう。
とりあえず今日は大人しく帰るとして、これをきっかけに灰谷兄弟を陥落させよう！
おばさんの事すら忘れバイクに跨った。
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月華(プロフ) - 寧珠*さん» そんな初期から見てくれてたんですね！ありがたいです。こんな過疎地でねじゅちゃんの目に止まるなんて頑張って良かった！笑 (2022年9月30日 23時) (
レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 月華さん» 実は最初から読んでて、お気に入り登録も2人目とかだったような…ねじゅが月華さまの作品を読まないわけには参りません…！ (2022年9月30日 19時) (レス) id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 寧珠*さん» コメントありがとうございます！！ねじゅちゃんに読まれてたのにはびっくりだけど気に入って貰えたなら良かった〜！続きもノープランだけど頑張ります！！ (2022年9月30日 19時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
寧珠*(プロフ) - 意味があるのかは不明ですが、読む度に評価いれるくらい好きです♡続きが楽しみだ…！ (2022年9月30日 11時) (レス) @page42 id: 7da35a518d (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 咲良さん» わーい！コメントありがとうございます！無理くりイザナと絡めちゃった！ここからヤンデレ始まるか！？全くのノープランです！ (2022年9月15日 8時) (レス) id: cb2ce3c237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月華 | 作成日時：2022年8月19日 11時
