逃避行にはψ心の注意を ページ11
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とまぁ、なんやかんやあったが無事に(？)斉木さんのご両親との顔合わせを終えた。
飛行機の時間が迫っていた為、一緒にロンドンにあるヒースロー空港まで見送りに来た。
「今度日本にも来てね〜！一緒にお料理しましょうね！」
「楽しみです！日本に行く時は連絡しますね！」
「空助、羽純ちゃん泣かすんじゃないぞ！愛想尽かされて逃げられちゃうからな〜！」
「大丈夫大丈夫〜、逃げる道は塞いであるから〜」
「怖ぇよ！！」
斉木さんのクレイジーな発言にキレのあるツッコミするのを最後に、ご両親は搭乗口へと姿を消した。
まだ半日程度しか会っていないのに、あの賑やかな声が聞こえなくなると思うと少し寂しくなる。
「随分仲良くなってたね〜」
「そうですね。お父様もお母様も、とても素敵な人でしたから」
「まーね、」
そう短く返事をした後、斉木さんのポケットから着信音が流れた。
私に「待ってて」とアイコンタクトをすると斉木さんは流暢な英語を話しながら、人混みの喧騒を避けるように移動していった。
きっとビジネス絡みの電話だろう。
長くなりそうだ、と近くにあったソファに座る。
ご両親に教えてもらった連絡アプリのIDを開き、今日のお礼のメールを作成する。
本当は電話が良かったが、日本に着いてからでは疲れているだろうと、簡単にメールを送った。
ふぅ、と一息ついて背もたれに寄りかかると、何やら遠くの方が騒がしくなった。
「……？何でしょう、有名人でもいるんですかね」
キャー、キャーと甲高い黄色い声を出す集団が見えたので、きっと有名人が来たのだろう。
誰だろうと気にはなったが、そもそもあまりTVは見ない(見る暇がない)ので、野次馬になった所で誰だか分からないのが関の山だ。
なんだか気になって様子を見ていた自分がアホらしくなり、大人しく斉木さんを待つ事にした。
「ごめんっ！ちょっと座らせて！」
「ッ！？」
突然、誰かが勢い良く隣に座ってきた。
新手の強盗かと思い鞄を引き寄せたが、彼は帽子を深く被って俯くだけだった。
荒く息をしているので、走ってきたのだろう。
「あ、I am sorry 、えーと、to sit in……なんだっけ、 the neighbor suddenly」
なんだこのたどたどしい英語は……。
『急に隣に座ってごめんなさい』と伝えたいのか？
というか、時々混じる言葉は日本語だ。彼は日本人なのか？
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あああ - 30ページ、アルカイックスマイルじゃないですかね、、、？ (2020年4月3日 18時) (
レス) id: 400d3f0549 (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - いふれんさん» 改造人サイダーマン２号は、まさかのあの方です笑 (2018年8月27日 23時) (レス) id: 59706cc241 (このIDを非表示/違反報告)
いふれん - 遊太君が言う、改造人間サイダーマン二号ってま、まさか……あの人か (2018年8月27日 16時) (レス) id: 083c75066f (このIDを非表示/違反報告)
あさぎ(プロフ) - ポエムさん» なんと…！嬉しくてつけ上がりそうです（笑）空助さんらしいとかホント嬉しいです！羽純まで可愛らしいなんて言って下さってニヤニヤします…！応援ありがとうございます！ (2018年8月17日 17時) (レス) id: 59706cc241 (このIDを非表示/違反報告)
ポエム(プロフ) - やばい…めちゃくちゃ面白いです…！！空助がまさに空助らしい口調で最っ高…羽純さんもとても可愛らしいです…！陰ながら応援しております…！！！ (2018年8月16日 21時) (レス) id: 40cccc9e32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あさぎ | 作成日時：2018年7月15日 17時
