#37 ページ43
回し蹴りはそのまま爆豪に入るかと思ったが
それが決まる直前に爆破が俺を襲った
衝撃で後方に飛ばされるがなんとか着地
『…本当に、俺、お前のこと嫌いだわ』
「ハッ！奇遇だな！！俺もテメェなんか大っ嫌いだわ！！」
気づけばあたりは静まり返っていた
「な…な…なんつー戦いだよ！こいつらホントに高1かぁぁ！！？イレイザー、どういう教育したらこんな戦闘繰り広げられんだよ！！？」
プレゼントマイクの声で観客は思い出したかのように歓声をあげた
ったく、他人事だと思って騒ぎやがって
こっちはそれどころじゃねぇっていうのに
『(攻撃力、機動力もあって、頭も切れる…改めてわかったけど、コイツ化け物じみた強さだな)』
どう攻略したものか…
爆豪の攻撃を防ぎ、回避しつつ頭を巡らせる
【なぁなぁなぁ、オレも戦いたイ！！】
『(お前…戦闘中に話しかけてくるなよ！)』
たださえ、厄介な相手だっていうのに
黒鉄に集中を乱されるなんてことは避けたい
『(お前だって戦ってるだろ)』
【違ウ！オレの意思で戦いたいんダ！！】
『(それこそダメだ。約束忘れたわけじゃないだろ？)』
【そーだけド…今日ぐらい良いだロ！？】
『(ダメだ。約束は約束、ちゃんと守れ)』
言い下がる黒鉄にキッパリと言い切る
コレだけは譲れない
アレは必要に迫られたときの言わば最終手段だ
こんな人目のつくところ…ましてや全国放送の場でやるべきじゃない
【わかったヨ…】
渋々といった感じで黒鉄が言う
まぁ、コイツもなんだかんだ言ってそういうところはちゃんとわかってるやつだ
『(わかったならいい)』
さて、少し邪魔が入ったが今度こそ集中して攻略法を見つけるとするか
そうして今一度、爆豪のことに頭を切り替えた俺に
とんでもない言葉か届いた
【そんなに言うなら、オレは勝手にすル！！】
『(ハァ！？)』
攻撃を防いでいる中で起きた、急な展開に反応が遅れる
しまった…！と思ったときにはすでに遅い
『…んの、バカ！！』
俺は自分の体から何かが大量に抜け落ちる感覚に襲われながら
ワガママな友達への怒りを募らせた
【オレとも遊ぼうゼ！！バクゴー！！】
「テメェ、どっから湧きやがった！！」
いつもは内側からする声が外側から聞こえる
ステージの上には俺と爆豪の他にもう一つの人影があった
他ならぬ、俺の友達がそこにいた
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ピン - n番煎じだなんてそんな、、！！とても素敵(？)です！！これからも頑張ってください！！ (2019年4月7日 20時) (
レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
▼碧海△(プロフ) - 鳥栖さん» コメントありがとうございます！途中で気づいたんですが、書き直せてないとこがありましたか……！教えていただきありがとうございます！ (2019年3月28日 18時) (レス) id: f5765eb3a5 (このIDを非表示/違反報告)
鳥栖(プロフ) - 漢字についてなのですけど「ばくごう」は「爆豪」です。所々「爆轟」になってしまっています。 (2019年3月28日 13時) (レス) id: 8f71125a5b (このIDを非表示/違反報告)
▼碧海△(プロフ) - ピンさん» コメントありがとうございます！作者の創造力が無いせいでn番煎じなものになってしまってすみません……精進します！！ (2019年3月23日 20時) (レス) id: f5765eb3a5 (このIDを非表示/違反報告)
ピン - 個性にすっげぇ見覚えあるから話に入りやすかったです、、！！ (2019年3月23日 17時) (レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：▼碧海△ | 作成日時：2019年3月6日 19時
