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page51 予定 ページ3

ーコウジsideー

Aちゃんとヒロは朝からショーの練習をしている。お昼は何を作ろうか………

昼のメニューを考えていると、ドアの向こう側から声がかかった。

「コウジ。入るぞ!」

返事も待たずに入ってきたのは………

コウジ「カヅキ。どうしたの?」

仁科カヅキ。朝からとても元気なコウジの幼なじみである。

カヅキ「おー。いや今日俺仕事入っちまったからさ、昼飯いらないわ。悪ぃ!」

コウジ「そういうことね。オッケー、りょうかい。」

カヅキ「じゃあな!………ってうぉっ」

「うわぁっ」

カヅキの声と交わって聞こえたのは…

コウジ「ヒロ?」

ヒロ「もーカヅキ。急に飛び出してこないでよ〜。」

カヅキ「悪ぃ悪ぃ…て、お前ら練習終わったのか?」

お前ら………ということはやっぱりAちゃんもいるのか。

ヒロ「ああ。お腹すいたし。それに俺今日仕事だからさ。」

お腹すいた という言葉でコウジは台所に向かう。

コウジ「ごめんヒロ。今から作るからちょっと待ってて。すぐできるから!」

ヒロ「さんきゅ、コウジ。ゆっくりでいいよ。」

小走りで台所に行き料理を始める。

きっと今ヒロとAちゃんは部屋で待っているはず。ああこれが母親の気持ちかな…なんてね。


数分後、出来た料理を部屋に運ぶ。予想通り部屋に2人が座って待っていた。

コウジ「ごめん、おまたせ。」

ヒロ「ありがとう。」

Aは何かの楽譜をじっと見ていた。すごい集中力………

コウジ「Aちゃん、それなんの楽譜?」

声をかけても返事が返ってこない。ヒロが肩を叩き気づかせる。

A「えっ………?あ、すいません…」

Aはショーの事で頭がいっぱいなのだろう。楽譜は「shooting star」だった。その時、コウジにある考えが浮かんだ。

コウジ「ねぇヒロ。ヒロはこれから仕事なんだよね?」

ヒロ「そうだけど?」

コウジ「じゃあAちゃん、午後から僕とどこか行かない?」

A「え…?」

別の事をして気を紛らわそう。そしたら気分転換になるよね。

A「はい…」

ヒロ「いいなぁ楽しそう。楽しんできてね!」



ということで午後からはAちゃんとお出かけです。

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作者名:kiko | 作成日時:2018年7月1日 16時

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