煌めきを君に

page21 ダンスと歌と 2 ページ21

ーコウジsideー

突然ヒロとカヅキが部屋に押し掛けてきて、何かと思えばAちゃんにプリズムショー？
ヒロもこの間はあんなに否定してたのに……
一体何があったのやら………

ヒロ「よし、じゃあ明日ショーをさせてみようよ！」

カヅキ「曲は……どうすんだ？」

コウジ「ショーをするってことは隠して、さりげなく今日曲を聴かせておけば、歌詞とかも自然に覚えられるんじゃないかな。」

カヅキ「おお！それいいな！じゃあなんか曲決めようぜ！」

ひきだしから持っているCDを全て出した。思ったより多かったので、季節にあった曲を選ぶことにした。

ヒロ「冬、か……そろそろ春にもなるけど……まだ寒いしな。」

カヅキ「冬っぽくて、落ち着いてる曲とかどーだ？あいつのイメージに合うんじゃないか？」

３人で手分けして探す。そんな曲あるのかな………いくらCDがあってもあの子のイメージに合う曲なんてなかなか………

ヒロ「これなんかどうだ？」

そんなことを思っているとヒロが１つのCDを手にとった。少し昔にヒットした曲だ。とりあえず聴いてみる。

カヅキ「おお。いいんじゃないか？」

確かに、落ち着いていて、サビは盛り上がって………うん。いいかもしれない。ホントにあるものだなぁ……人に合う曲なんて。

ヒロ「振り付けは？」

あ、忘れていた。少し作ってあげないと、さすがに困るよね。

カヅキ「うっ…こんな女子っぽい曲の振り付けなんて俺は無理だぜ……」

ヒロ「じゃあ最初はこんな感じで。」

カヅキ「お、おい聞いてたか？」

さすがヒロ……頭の中で振りが出来ていたのかも。僕も負けてられないな。

コウジ「そうだね。じゃあ次はこんな感じのを……」

カヅキ「お、お前らすげーな……………」


こうしてダンスを決めて、Aにさせるショーの、


Star light Heart beatが完成した。

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