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そのへんからタオル出してきて髪の毛も拭いてくれた。
ドライヤーで髪も乾かしてくれるし。
…急に優しくされたことの方がびっくりするし。
「ねぇ、なんで抱いたの?」
北「さっきも言ったじゃん。
…はい終わり!」
そう言うと自分の髪の毛を乾かし出した。
本当はすごくむかついてるし、意味わかんないし、無理やりだかれたことが辛いのに、その後優しくされたから変に気を使ってしまう。
とりあえず、風邪引くと思って元彼のスウェットを渡した。
「…とりあえずこれきて。
風邪ひいちゃうし。」
そしたらなんか不機嫌になってる北山くん。
北「これ誰の?」
「え?
元彼のだよ。
スウェットって使えるからとってたの。」
そう言ったら渡したスウェットをソファーの方に投げてるし!
北「俺に元彼のやつ着れっていうわけ?」
そしてまた髪の毛を乾かし出した。
終わったと思ったら勝手にベッドに向かって寝ようとしてる。
勝手に抱いて何も無かったかのようにベッドへ行って。
…あぁこの人は私を抱いたことなんてなんとも思ってないんだ。
そう思った。
少したって寝室へ向かったらもう寝息を立てて眠ってる北山くん。
今更だけと同じベッドで寝るのもおかしいとおもって布団を引いてそこへ入った。
布団に入って少し考える。
あの時飲みに行くの断っていれば…。
お酒を飲みすぎてなければ…。
そうすればこんなことなかったのに。
私は布団の中で少し泣いた。
後悔しかないけど、もう戻ることなんて出来ないもん。
月曜日からこの人とまた一緒に働くのかと思ったら、辛くなる。
色々考えてたらうとうとしてきて、知らないうちに寝ていた。
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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時