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北「もう帰れないしさ、今日泊まるわ。」
って。
「…タクシー代渡すって言ったじゃん。」
北「俺んちめっちゃ遠いけど良かった?」
「来なくていいって言ったし。」
「フラフラでそのへんで寝てたらどうすんの?」
何を言っても言い返してくる。
そして、私の方に近づいて来る。
後ずさりしたら、もう後ろは壁で逃げれる状態じゃないし。
そしたら、
北「…結城ってさ、すげームカつく。」
そう言って、唇を押し当ててきた。
え?
なんで?
「…んーっ、んーっ。
っはぁ、、」
北「仕事できますみたいな?
まぁ実際すげーけどさ、もっと可愛くしたら?」
一度離されたと思ったのにまた押し当てられて…。
お酒のせいで力も出ないし、抵抗しても全然意味が無い。
北「うわー、やばいねその顔。
誘ってる?」
「…誘って、ないっ!!」
やっと離したと思ったのに、
そう言ったらまた唇を押し当ててくる。
息がうまくできない。
今の状況、お酒飲んでふわふわしてるし、全然理解できない。
6年ぶりのキスは全然好きじゃない人と。
それだけは理解できた。
そしたらふと涙が出てくる。
なんで?
なんで私にキスするの?
北「泣くなよ。
本当に、…ムカつく。」
ブラウスの中から手をいれられて、またキスされて。
何も抵抗できずに、私は北山くんに抱かれてしまった。
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好きでもない人と、関係を持ってしまった。
それも同期。
久しぶりの感覚は、自分では言いたくないけど…すごく良くて。
でも、後悔しかない。
だからされるがままだったけどずっと泣いていた。
でも、強引だった最初のキスとは違って優しくて泣いている私をぎゅっと抱きしめてくれたりして。
終わったあと、ぐたっとして動けない私をお姫様だっこしてお風呂場はと連れていく。
酔ってるのに激しくされて気持ち悪いし、頭も痛い。
でも、28になったから無理やりされたことももうどうでも良くなっていた。
お風呂に連れてかれてまさか頭とかも洗ってくれたし。
シャワーを浴びたせいで少し酔いも冷めてきたから、北山くんに聞いてみた。
「なんで私を抱いたの?」
そしたら、
「ムカつくから。」
って笑ってキスをしてきた。
…ねぇ、どういう意味なの?
何考えてるか、分かんないよ。
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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時