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そう行って入ってくると、後ろには北山くん。



…なんで2人が!?


北「ここやばくね?

あいつらよく使ってんじゃん。」


玉「仕方ないじゃん。

喫煙室は人多いんだから。


大丈夫、今河合さんと飯行ってる。」



そうか、と言って近くにある椅子に座った。

玉森くんはコーヒーを買ってそれを北山くんに渡していた。


北「さんきゅー。

んで、何よ話って。」


玉「そりゃ、Aのことでしょ。」



どうしよ、どうすればいいの!?

私、ここにいるのに。



北「…なんだよ。

聞きたいこもあるならいえば。」


玉「じゃあ聞くけどさ、みつとAは付き合ってたわけ?」



じはんきの裏で音を出さないように、静かに聞く。

だって反対側にはふたりがいるんだよ!?

…あぁ、こんなところから早くいなくなりたいよ。



北「つきあってない。

でも、一緒に住んでた。」


玉「…は?

意味わかんないんだけど。


なんで一緒に住んでるわけ!?」


北「酔ったA無理やり抱いて、脅して一緒に暮らしてたました。

はい、これで満足?」



バンッという音が聞こえた。

それと同時に、椅子が倒れる音も。



見えないけど音でわかる。


玉森くんが怒ってる。

…たぶん、殴ったんだ。



玉「お前、最低だな。」


北「…いってーな。

最低でもいいよ。

仕方ないじゃん。


そうでもしなきゃあいつは俺のことなんとも思わない。」



玉「Aのこと色々聞いてきたのってそれかよ。


お前さ、何やってんだよ。


Aもさ、なんで言う通りにしたんだよ…。」



北「…あいつはさ、俺のこと嫌ってたよ。

バレるのが嫌だって我慢してたわ。


でも、暮らしてからはあいつの嫌がることなんてしてねーよ。」


…そうだったよね。

あんなに怖かったひろくんだけど、すごい優しかったもん。




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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時

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